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ご当地メシが旨い「最旬!観光列車」志国土佐/JR四国
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2020.08.23 11:00 最終更新日:2020.08.23 11:00
「本来は1分でも早く目的地に到着することを求められてきた鉄道ですが、ここ10年ほどは、乗車して列車の中で楽しむことを目的とする、『観光列車』が急増しています。その数は、日本全国で100車種以上もあります。目的地への移動だけではなく、その列車に乗って車内施設や景色を楽しむこと自体が観光になっているのです」
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そう語るのは、年間300日以上を鉄道写真の撮影に費やす、鉄道専門写真家集団「レイルマンフォトオフィス」のスタッフだ。近年、こういった観光列車の大きなトレンドのひとつに「特別な車内グルメ」があるという。
「車内食の域を超えた豪華なコース料理や懐石料理、地酒や地元の食材を用いた旬の料理などを提供する観光列車が増えています。車窓を流れる風景を楽しみながらの食事は、いっそう思い出に残るものとなるでしょう。そこには『急ぐ』という概念はありません。
同じ区間を往来したり、途中駅で普通列車に追い越される観光列車さえあります。列車に乗り、食べること自体が目的になっているのです」(同前)
それでは今イチ押しの食を楽しめる、最新観光列車を紹介しよう! 今回は、JR四国の「志国土佐 時代(トキ)の夜明けのものがたり」だ。
●志国土佐 時代(トキ)の夜明けのものがたり/JR四国(高知駅~窪川駅)
2020年7月にデビューしたばかりの最新観光列車。列車はデザインの異なる2両で編成され、料理(別途食事予約券が必要)は「開花の抄」(上り)、「立志の抄」(下り)の2種類が提供される。
上の写真は、上り路線で提供される「開花の抄」。下りの「立志の抄」も同じく事前予約制で5000円(税込み)。カツオなどの土佐の海の幸を中心とした料理を二度楽しむことができる(料理の内容は季節により変更あり)。
写真提供・レイルマンフォトオフィス
(週刊FLASH 2020年8月18・25日号)