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【食堂のおばちゃんの人生相談】51歳・自営業のお悩み

ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2020.09.21 11:00 最終更新日:2020.09.21 11:00

「食堂のおばちゃん」として働きながら執筆活動をし、小説『月下上海』で松本清張賞を受賞した作家・山口恵以子。テレビでも活躍する山口先生が、世の迷える男性たちのお悩みに答える!

 

【お悩み/元イケメンさん(51)自営業】
 運転免許の更新ごとに、確実に老いていく自分の写真にガッカリする。もっと、うまく撮ってほしい。

 

 

【山口先生のお答え】
 同感です。どうして運転免許の写真は、みんな犯罪者みたいに写るんでしょう? 新聞やニュースに出る容疑者の写真がみんな犯人っぽく見えるのは、免許証の写真が多いからですよ。

 

 私、2002年の更新の際に写した写真が、誰が見ても私とはわからないくらいキレイに撮れていて、あの免許証を新しい物と代えるのが身を切られるように辛かったです。だから、パンチで穴を開けられても捨てられなくて、次の免許の更新まで未練たらしく机の引き出しに入れておきました(涙)。

 

 笑い事じゃないですよ。『人は見た目が9割』という本がベストセラーになったじゃないですか。いまや写真はデジタルで修整し放題、誰でも八頭身美女に変身可能です。

 

 そんなら、免許証の撮影だって、少し考えてくれたっていいと思いませんか? グラビアアイドルはお金もらって写真撮影されるけど、こっちはお金払ってるんですよ。東京都公安委員会さん、免許の写真も修整可にして下さい!


やまぐちえいこ
1958年、東京都生まれ。早稲田大学文学部卒。就職した宝飾会社が倒産し、派遣の仕事をしながら松竹シナリオ研究所基礎科修了。丸の内新聞事業協同組合(東京都千代田区)の社員食堂に12年間勤務し、2014年に退職。2013年6月に『月下上海』が松本清張賞を受賞。『食堂メッシタ』『食堂のおばちゃん』シリーズ、そして最新刊『夜の塩』(徳間書店)が発売中

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