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プロがジャッジ!ポテサラの味を劇的アップさせる追加食材は?
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2020.09.27 11:00 最終更新日:2020.09.27 11:00
たかがポテサラ、されどポテサラ。一口にポテトサラダと言っても、作り方によってバリエーションは無限大だ。が、いざ自分で作るとなると、これがなかなか面倒。加えて、今はじゃがいもの価格が高騰している。2020年は天候不順の影響により6月からじゃがいもの値段が急上昇。7月の時点で価格は2019年比で2倍以上になった。9月に入りやや落ち着いてきたとはいえ、9月中旬になっても昨年同時期と比べると8割程度も高い状態となっているのだ。
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こんなとき頼りになるのが、コンビニやスーパーのお惣菜。最近は数種類のポテサラをラインアップしている店も多い。買って帰って宅呑み、という人も多いだろう。だがどうせなら、ほんのひと手間加えて、ポテサラをさらにパワーアップさせたい。
そこで登場願うのが、東京・東中野に店を構えて17年、地元の人に愛され続ける人気居酒屋「猿工房」の店主・中島修さんだ。
「ポテトサラダは定番メニューでありながら、各店の個性がそこに表れる。じつは非常に奥の深い料理だと思います。普通のでも十分においしいけど、そこにひと工夫加えるだけで、おいしさの可能性はぐっと拡がる。おもしろいですよね」
というわけで、どこの家の冷蔵庫にもありそうな「ちょい足し食材」8品を用意。一般的なスーパーで購入したポテサラにちょい足しし、どの食材がポテサラに合うのかを中島さんにジャッジしてもらった。
●なめたけ
「これはね、合いますよ。普通においしいです。ただ、あまりに合い過ぎて、なめたけの存在感がゼロになっちゃう。それなら、わざわざちょい足しする必要もないかな」
●ゆず胡椒
「予想以上に合います。あまり入れすぎると辛みが勝っちゃうんで、量を加減した方がいいです。例えるなら“大人のポテサラ”ですね。少しオリーブオイルを垂らしてもいいと思います」
●塩昆布
「塩昆布は、どんなものでおいしくしちゃう“魔法の食材”ですが、ここでもいい仕事をしてますね。いつものポテサラが和食っぽくなります。ただ、塩昆布が長いと食べづらいので、ハサミで切った方がいいかもしれません」
●梅肉
「これはさっぱりしておいしいです。夏場にはいいですね。できればきゅうりも増量して食べたい」
●塩辛
「これは日本酒のアテにいいんじゃないかな。よくじゃがバターに塩辛を乗っけるじゃないですか。あれと同じで、やっぱりジャガイモと塩辛って合うんですよね」
●紅しょうが
「意外といけますね。紅しょうがが結構主張してくるんですけど、それが嫌味じゃないんですよ。紅しょうが好きなら、かなり入れてもいいんじゃないですか」
●らっきょう
「意外性ナンバー1。らっきょうって結構甘めの味付けがされているんですけど、ポテサラの中に入るとそれがかなり緩和されますね。なんといってもシャクシャクとした食感が最高です」
●食べるラー油
「これはヤバい!思わず笑っちゃううまさ(笑)。ポテサラが一気に別の料理に化けちゃいました。え、うちの店のメニューにですか?みんなこればっかり頼みそうだから、やめておきます」
ちなみに、中島さんがもっともおすすめするちょい足しは「いぶりがっこ」だ。
「うちの店でも、いぶりがっことチーズを和えたポテサラを出しているんですが、常に上位人気に入る定番メニューになっています。いぶりがっこの代わりにたくあんでもおいしいですよ。粗挽きの黒コショウはもちろん、オリーブオイルをかけてもいいと思います」
取材協力:「猿工房(えんこぼ)」東京都中野区東中野1‐51‐3 東中野第二コーポ1F
JR総武線・東中野駅 東口徒歩1分