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47都道府県「おらが村の女偉人伝」宮城県・原阿佐緒/美貌の歌人として一世を風靡

ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2020.12.04 16:00 最終更新日:2020.12.04 16:00

47都道府県「おらが村の女偉人伝」宮城県・原阿佐緒/美貌の歌人として一世を風靡

 

 新型コロナウイルスの感染拡大で、年末も里帰りがしづらい状況に。「郷土愛」は、かつてないほど高まっているはず。ところで、その故郷が生んだ女傑をご存知ですか? そこで本誌が、47都道府県にまつわる「おらが村の女偉人伝」をお届け。今回は、宮城県

 

【宮城県】原阿佐緒

 

 

 歌人の原阿佐緒は、1888年に宮城県黒川郡宮床村(現在の大和町宮床)に生まれた。原は、上京して日本女子美術学校で日本画を学びながら、与謝野晶子や斎藤茂吉、島木赤彦らに短歌の指導を受けた。

 

 原の情熱的な短歌は、その美貌と相まって注目され、大正から昭和初期にかけて、九条武子、柳原白蓮とともに「日本三閨秀歌人」のひとりに数えられるほどとなる。恋愛にまつわるトラブルも多く、1919年に東北帝国大学教授・石原純との不倫が発覚し、世間から非難を浴びた。

 


写真・朝日新聞

 

(週刊FLASH 2020年11月24日号)

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