【食堂のおばちゃんの人生相談】43歳・会社員のお悩み

「食堂のおばちゃん」として働きながら執筆活動をし、小説『月下上海』で松本清張賞を受賞した作家・山口恵以子。テレビでも活躍する山口先生が、世の迷える男性たちのお悩みに答える！

【お悩み／トンコツ玉さん（43）会社員】
　飲んだあと、ラーメンを食べる癖が抜けない。5年前から太り始め、去年だけで7kg太った。やめたいのにやめられない私に、ラーメン断ちできる方法を教えてください。

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【山口先生のお答え】
　私も飲んだ後の酒が止められません。どういうことかというと、買ってきた缶チューハイ2本を飲み、そのまま寝れば良いものを、何故かムラムラしてきて、酒を買いにコンビニに走って日本酒とかスパークリングワインを買って飲んでしまうんです。毒を喰らわば皿までって心境でしょうか。

　確実に太ってきています。止めれば良いのは分かっているのに止められません。どうしましょう。でも、酒飲みに酒飲むなって言うのが無理なんです。だから私が悪いんじゃありません。コンビニが悪いんです。夜中でも酒売ってるんだもの。

　あなたも悪くありません。ラーメン屋が悪いんです。遅くまで営業してるんだもの。罪はラーメン屋にあります。だから、ラーメンではなくラーメン屋を嫌いになりましょう。

　そして、ラーメンは自宅で食べてください。今はスーパーで蒟蒻ラーメンを売っています。あれに代えるだけで、少しは痩せますよ。

やまぐちえいこ
1958年、東京都生まれ。早稲田大学文学部卒。就職した宝飾会社が倒産し、派遣の仕事をしながら松竹シナリオ研究所基礎科修了。丸の内新聞事業協同組合（東京都千代田区）の社員食堂に12年間勤務し、2014年に退職。2013年6月に『月下上海』が松本清張賞を受賞。『食堂メッシタ』『食堂のおばちゃん』シリーズ、そして最新刊『夜の塩』（徳間書店）が発売中