ライフ・マネー
桜前線と旅する写真家に聞いた!愛でよ全国「ポツンと一本桜」
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2021.03.25 11:00 最終更新日:2021.03.25 11:00
「一本桜は、桜愛好家の間では定番ジャンルなんです。私は、民家の庭に生えた知られざる一本桜を撮影させてもらうため、菓子折りを持って通うこともあります(笑)。
しかし、今回は遠出できない読者の方々のため、あえて有名なものを中心に選びました」
【関連記事:昆虫&植物の表紙撮影を42年「ジャポニカ学習帳」写真家の波瀾万丈探検記】
こう話すのは、写真家のピート小林氏。東京にいると “桜=ソメイヨシノ” だと思いがちだと、氏は言う。
「日本に、桜は330品種ほどあります。ソメイヨシノの寿命は約60~80年ですが、人に見守られて1000年以上も生きつづける品種もあるのです」
今年は東日本大震災から10年、熊本地震から5年になる。“被災地の桜” もピート氏の一貫したテーマだ。
「被災した土地を高台にするため、やむを得ず伐採された桜も多いのです。しかし今、その土地に新しく桜が植えられつつある。そんな変化をこれからも追いかけていきたいですね」
●ピートこばやし
前世紀生まれ。基地と米国で雑役夫・バーテンダー。帰国後、ME博報堂、電通を経てフリーランスに。 桜・案山子・甲子園を追うカメラマンであり、 コピーライターであり、英会話トレーナーでもある。著書に『にっぽんお宝桜撮影行』(エイ出版社)、『カカシバイブル』(東京書籍)などがある
(週刊FLASH 2021年3月16日号)