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【食堂のおばちゃんの人生相談】53歳・会社員のお悩み
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2021.04.12 11:00 最終更新日:2021.04.12 11:00
「食堂のおばちゃん」として働きながら執筆活動をし、小説『月下上海』で松本清張賞を受賞した作家・山口恵以子。テレビでも活躍する山口先生が、世の迷える男性たちのお悩みに答える!
【お悩み/匿名希望(53)会社員】
肝臓の数値が悪化し、医者から「このままでは肝硬変になるから、酒はやめたほうがいい」と言われた。妻と娘にも禁酒してほしいと頼まれた。でも正直、酒が飲みたい。山口先生なら、私の気持ちをわかってくれますよね?
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【山口先生のお答え】
勿論ですとも、よく分かります。身につまされてもらい泣きしそうですよ。酒が呑めなくなったら、私、生きてる甲斐がありません。
それで、肝臓なんですけど、お酒で肝硬変になる人って実は少数派で、大部分はC型肝炎とか、ウイルス感染が原因です。ご相談者さんの健康状態を存じ上げないので軽々しく言えませんが、酒だけが悪いんじゃないと思いますよ。
今、喫煙は目の仇にされていますが、お医者さんが煙草を吸うか吸わないかで、言うことが違うってご存知? 吸わないお医者さんは煙草を悪者にして禁煙を勧めますが、吸ってるお医者さんの診断は「ストレス」だとか(笑)。
だから、お酒の大好きなお医者さんを探して健康診断してもらいましょう。きっと禁酒しなくてもすむ方法を考えてくれますよ。
やまぐちえいこ
1958年、東京都生まれ。早稲田大学文学部卒。就職した宝飾会社が倒産し、派遣の仕事をしながら松竹シナリオ研究所基礎科修了。丸の内新聞事業協同組合(東京都千代田区)の社員食堂に12年間勤務し、2014年に退職。2013年6月に『月下上海』が松本清張賞を受賞。『食堂メッシタ』『食堂のおばちゃん』シリーズ、そして最新刊『夜の塩』(徳間書店)が発売中