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世界一の長寿おばさんは「長友佑都」と同じ食事法だった

ライフ・マネー 投稿日:2017.01.11 06:00FLASH編集部

世界一の長寿おばさんは「長友佑都」と同じ食事法だった

『写真:AFLO』

 

 ギネス世界記録によると、現在世界で最長寿の人物は、イタリア生まれの女性、エマ・モラノさんだ。1899年生まれのモラノさんは19世紀に生まれた最後のひとりで、現在117歳。

 

 モラノさんは長寿の秘訣を「横暴な夫と別れたこと」と言うが、それ以外にも注目を集めているのが、常識はずれの食生活だ。

 

 通常、健康的な食事といえば栄養バランスのとれたものを想像するが、モラノさんの食生活は極端だ。若いころに医師から貧血と診断され、1日に3個の卵を食べるよう勧められ、そのうち2個は生卵で食べていたという。

 

 しかも、モラノさんはほとんど野菜を口にすることはなく、あとはパスタと、ハムやひき肉といった肉だけを90年以上食べて続けてきた。

 

 ここ数年、歯がなくなってからは食べる量も少なくなったというが、それでも卵2個は欠かさず、あとは柔らかいビスケットを食べている。

 

 定期的に検診している医師によると、健康状態に大きな問題はなく、体調を崩すことがあっても回復力は十分に備わっているという。

 

 モラノさんの食生活は一見偏って見えるが、近年注目されている健康法に近い食事をしていることがわかる。それはケトジェニックダイエットやケトン体食事法と呼ばれるもの。炭水化物などの糖質を制限することで、肝臓で作られるケトン体をエネルギー源として活用する。

 

 ケトン体を生み出すには、米や小麦を摂取しないことが大原則だが、野菜の中にも糖質が高いものは多く、注意が必要だ。たんぱく質や脂質の摂取には制限がないため、肉や卵で栄養補給が行われることが多い。まさにモラノさんの食生活と同じだ。

 

 セリエAのインテルに所属するサッカー選手・長友佑都はこのケトン体食事法を実践し、試合中90分間走り続けられるスタミナを手に入れたことが知られている。

 

 実際、このケトン体食事法を続けることでアンチエイジングや長寿の基になると説き、積極的に推進する医師は多い。制限しなければいけない食材も多く、誰もが簡単に取り組める食事方法ではないが、長生きを目指すならば参考にしてみるのもいいかも。

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