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【巨大チェーン地震】本誌予言どおり!能登半島で起きた震度6弱、M5.4の地震が南海トラフ大地震を引き起こす!

ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2022.06.21 17:00 最終更新日:2022.06.21 17:02

【巨大チェーン地震】本誌予言どおり!能登半島で起きた震度6弱、M5.4の地震が南海トラフ大地震を引き起こす!

倒壊した珠洲市の鳥居(写真・朝日新聞)

 

 またもや地震の報道だ。

 

 6月19日午後3時すぎ、石川県の能登地方でマグニチュード5.4の地震があり、珠洲市で震度6弱の激しい揺れを観測した。地震による津波はなかったものの、気象庁は今後1週間程度は今回と同程度の揺れをともなう地震に注意するよう呼びかけた。

 

 その翌日――。20日10時30分ごろ、同地方で最大震度5強、マグニチュード5.0を観測する地震があった。さらに午後2時50分ごろ、珠洲市で震度4、マグニチュード4.2の地震が起きた。

 

 

 能登地方を24時間以内に3回もの地震が襲ったことになるが、本誌は以前、北陸地方の巨大地震の可能性を指摘していた。

 

 3月16日に起きた福島県沖、M7.4の地震は、首都圏で大規模停電を引き起こすなど、甚大な被害をもたらした。東京大学・佐藤比呂志名誉教授、京都大学の鎌田浩毅名誉教授らへの取材のもと、巨大地震の前兆として内陸地震が連鎖する「チェーン地震」の可能性を指摘。

 鎌田浩毅名誉教授は、危ない地域についてこう語っていた。

 

「山陰と北陸が危険だと考えています。詳細に言えば、石川から島根までの日本海側の全域、さらには、世界でも有数の活断層密集地帯である近畿三角帯で、震度7クラスの内陸地震が発生する危険がある。

 

 古文書に基づく南海トラフの周期を見ると、私は南海トラフの発生は2030年代だと考えていますが、その前の40年程度、内陸地震が多発することがわかっています。

 

 これが “チェーン地震” というわけです。1995年の阪神・淡路大震災は、その後に内陸地震が多発するきっかけになりました」

 

 南海トラフを始めとする巨大地震は、プレート境界部の圧力によって引き起こされる。圧力が高まる影響で、内陸の活断層にもひずみが生じ、内陸地震が起こるのだ。

 

 立命館大学の高橋学特任教授は、このひずみの動きが、いま日本海側で「異常事態」になっているとも語っていた。

 

「現在は電子基準点が各地に設置されていて、地盤の歪みはすぐにわかりますが、じつは昨年の8月半ばから、列島の日本海側の地域で、急速なスピードで地盤が動いています」

 

 さらに、今回の地震を受けて、今後巨大地震が連動する危険性もあると指摘した。

 

「今後、石川、福井、富山、新潟などを震源としたもっと大きな地震が起きる危険性があります。1943年鳥取地震、1944年東南海地震、1945年三河地震、1946年南海地震、1948年福井地震のように連動した過去が実際にありますから、今後もそうした巨大地震に警戒する必要があると考えています」

 

 南海トラフへの “前兆” とも言える地震は、まだまだ続いていくのか――。

 

( SmartFLASH )

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