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【ニャイス・トゥー・ミート・ユー!】ねこ店員が働く居酒屋
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2017.04.29 11:00 最終更新日:2017.04.29 11:00
小池百合子都知事のお膝元として、また学生街として知られ
る東京・江古田。ここに、「ねこ店員」が働く居酒屋がある。お店の名前は「赤茄子」。現在、働いているのは5匹の店員だ。
「お店がオープンしたのは2010年の秋、東日本大震災の半年前でした。最初、ねこはいなかったのですが、ちょうど震災の日にチーがやってきて。お客さんの家でねこが生まれて、増えてしまって困っているというので、引き取ったんです」(オーナーの小柳実さん、以下同)
チー(手前の茶白)とともに何匹かを引き取った小柳さん。しかしほかのねこは、また別のお客にもらわれていくなどしていった。
そうこうしているうちに、チーと同じ親から生まれたという、タビ、ノン(箱の中の茶白)がやってきた。さらに、タビとノンの間にアーが生まれ、別の知人からマコ(サバ白)をもらい受けて、現在の5匹態勢になったという。
5匹は店内を自由に歩き回り、お酒を飲んでいる人の隣でくつろいだり、テーブルの下に潜ったり。ねこを愛でるために来るお客ばかりで、人間相手に怖い思いをしたことがない5匹は、初めての人でもまったく物怖じせず、近づいてきてくれる。このかわいらしい様子を見るために、全国からお客がやってくるという。この日の取材中も、予約の電話が何度も鳴っていた。
「お客さんは、女性のほうが圧倒的に多いです。新潟、北海道、沖縄……。本当に今の人って、会いたいとなるとどんな遠くからでもやってくるんですよねえ。逆に、近所の人はあまり来ませんが(笑)」
店内で飼い続けているため、「一年中、エアコンを切ることができません」と語る小柳さん。お店の本当のオーナーは、もしかするとねこ店員のほうなのかもしれません!