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注目のスリランカカレーも!都内の“ちょい高”プレミアムカレー3
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2022.07.09 06:00 最終更新日:2022.07.09 06:00
高級ホテルの料理が高いのは当たり前。馴染みのメニューを独自進化させた少しだけ贅沢な一皿を、メジャー級探究者が厳選。未知の食体験を! 横濱カレーミュージアムの初代名誉館長・小野員裕(かずひろ)さんがこう語る。
「いま注目を集めているのは、スリランカカレーや南インドカレーのミールス(定食)に影響を受けた、大阪発祥のスパイスカレーです。特徴はアチャール(インドピクルス)やチャトニ(野菜のスパイスペースト)、サブジ(野菜のスパイス炒め)など数多くの副菜を添えたデコラティブなレイアウト。
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また味噌や梅干し、揚げ玉など和の食材や、出汁でカレーのうま味を演出している店を多く見かけます。スパイスカレーはカレー作りのセオリーにとらわれることなく、自由自在にカレーを表現しています」
●スリランカカレーのバナナリーフ包み 1760円
<アプサラ レストラン&バー/東京・西早稲田>
(住所/東京都新宿区西早稲田3-19-1)
昨今、スリランカカレーが注目を集めている。隠し味に鰹節が使われていて、日本人に馴染みやすい味わいが潜んでいるのが特徴。名物バナナリーフカレーにはさまざまな種類の具材やカレーが詰め込まれ、すべてを混ぜ合わせて味わうと渾然一体となった複雑な旨味にウットリとさせられる。これはスリランカカレーの集大成ともいえる逸品。
●タイチキンカレー 1400円
<サングリア/東京・二重橋前>
(住所/東京都千代田区丸の内2-2-1岸本ビルB1F)
昼時はOL、サラリーマンで行列必至。メニューはタイカレーとインドカレーの2種類あり、具材を替えてバリエーションを演出。価格は強気だが、カレーはサラサラの口当たりながら深い旨味に彩られ、軽やかでスパイシー、硬めに炊かれた香ばしいジャスミンライスとの相性抜群。タイビーフカレー、インドカシミールカレーもおすすめ。
●夜のタリカロ・カレープレート 2200円(税別)
<對馬(つしま)流 南インド系辛口料理店 タリカロ/東京都杉並区西荻南3-15-13高梨ビル1F>
辛口カレーマニア垂涎の南インド料理店。唐辛子をもっとも多用する南インド・アーンドラプブラデーシュ州のカレーが基軸にあり、そこにご主人オリジナルの味つけが施されている。「タリカロ・カレープレート」にはマトン、マトンキーマ、チキンキーマ、海老カレーなどタリカロの代表的なカレーが勢揃い。食材の本来の美味しさを演出しながら、汗だくになるほどのスパイシーさに病みつきにさせられ、通いつづける客が多数。
◎選者/小野員裕(かずひろ)(元祖カレー研究家)
横濱カレーミュージアムの初代名誉館長も務め、数多くのメディアで活躍する。これまでに食べ歩いたカレー専門店は4000軒以上、飲食店は1万軒を超える
写真・福田ヨシツグ
※価格は注記のないものはすべて税込みです