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元祖着エロクイーンの「ビットコイン」入門(1)買い方
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2017.11.30 16:00 最終更新日:2017.11.30 16:00
これはもう “爆騰” である。インターネット上で発行、取引されている仮想通貨の代表格、ビットコインの価格が、この1年で8倍以上に跳ね上がったのだ。10月の1カ月だけで、約20万円も値上がりしている。
2017年4月、改正資金決済法が施行され、日本は世界で初めて仮想通貨取引所の登録制が導入された。そのため「新しいおカネの発明かもしれない」と考える人が増え、投資目的での売買が加速し、価格が高騰したのだ。しかし「出遅れた」と考えるのはまだ早い。
「ビットコインの価格はまだまだ上がりますよ」と話すのは、着エロクイーンから「株ドル」に転身した名波はるかさん(44)。彼女もすでに仮想通貨市場に参入し、資産を増やしていた。
「私が始めたのは2016年4月ごろ。ある仮想通貨の取引所の社長さんと対談して興味を持ち、1ビットコインだけ購入したんです。そのときは6万円ほどだったのが、年末には10万円ぐらいまで値上がりしました。
これはまだまだ上がると感じ、買い増し。その後も値上がりし、1年半で元手が約10倍になりました。私はかつて新興市場バブルの際、株式投資で儲けさせてもらったんですが、そのときに似ていると思います」
名波さんは、今は株式投資をほとんどせず、仮想通貨に資金を移したという。
そこで、「毎月のお小遣いで少額でもビットコインを買えば、将来、何倍ものリターンが期待できます」と言う名波さんに、ビットコインの基本を教えてもらった。
ビットコインを買うためにはまず、仮想通貨の取引所に口座を開設する必要がある。「ビットフライヤー」「コインチェック」などが有名な取引所で、スマホのアプリかウェブ上で必要情報を入力する。その後、住所確認のための書類が送られてくるので、それを受け取れば取引が開始できる(1週間程度必要)。
開設後、ログインしたら、セキュリティのため必ず「二段階認証」を設定しよう。取引は24時間、365日可能だ。1ビットコインの価格が100万円だとして、たとえばビットフライヤーなら、0.001ビットコインから取引できるので、約1000円分から買える。
そのうえで、名波さんが提案するのは「ドルコスト平均法」だ。
「月に1万円など、一定金額を同じ日の同じ時間に購入していく方法です。こうすることで、価格変動の平均値を取ることができるのです。ただ、もし今、12万円の軍資金があるなら、1年かけて12万円ではなく、12日間、毎日1万円ずつ購入したほうがいいでしょう。急落の恐れもありますが、基本的に右肩上がりで、今が買いだからです」
ビットコインは決済の手段として広まりつつあるが、まだ対応している店舗は限定されている。
ビットコインの日本語情報サイトによると、11月2日現在、ビットコインで支払い可能な日本国内のサービスは、通信販売が51件、実店舗が213件。
「今年は『仮想通貨元年』といわれ、ビックカメラの一部店舗、メガネスーパーなどでもビットコインの支払いが可能に。外国人が多いからか、六本木などは使えるお店が多いです。でも欧米に比べるとまだまだ少ないですね」
名波さんによれば仮想通貨は、ビットコインだけではないという。
「現在、世界には公開されているだけでも1000種類を超える仮想通貨が存在していますが、日本で買える通貨は非常に少なくて、10種類程度。ビットコイン以外の通貨を『アルトコイン』と呼び、なかでもスマートコントラクト(契約を自動で実行・保存する)機能を持つイーサリアムは、仮想通貨市場でビットコインに次ぐ人気を持っています」
このほか、2013年に発行された仮想通貨で日本のメガバンクが送金実験をおこない、価格が高騰した「リップル」、2ちゃんねるのユーザーがやり取りするために作られた「モナーコイン」などがある。
ななみはるか
元祖着エロクイーン。株式投資で300万円の資金を5000万円に増やした経験から「株ドル(株や投資に詳しいアイドル)」と呼ばれるようになる。現在はビットコインの投資をしながらクリプトボーイ(https://cryptoboy.jp/)というメディアや公式LINE@で、仮想通貨の最新情報を配信中。著書に『名波はるかと学ぶビットコイン投資入門』がある。12月9日(土)午前10時から、東京国際フォーラムにてサンワード貿易株式会社主催の仮想通貨無料セミナー開催。http://www.sunward-t.co.jp/seminar/2017/12/09/
(週刊FLASH 2017年11月21日)