2025年の「都のかなで」の様子(写真・JR東海提供)
10月3日(土)、世界文化遺産の上賀茂神社(京都市北区)で、コンサート「都のかなで」が開催される。
上賀茂神社は京都でも最古級の神社で、その境内全域がユネスコ世界文化遺産に登録されている。コンサートの舞台となる「細殿」は国の重要文化財で、建造は江戸時代前期の1628年。天皇や上皇などの貴人が外出の際に仮御所として使われた建物だ。
そんな特別な場所でのコンサートは、JR東海の「そうだ 京都、行こう。」キャンペーンの一環としておこなわれる。1991年に「観月の夕べコンサート」の名称で大覚寺で実施されたのが始まりで、その後、舞台を上賀茂神社に移し、名称を「都のかなで」に変更し実施されてきた。2019年・2020年は台風と新型コロナ感染症の影響で休止となったものの、今年で35回めとなる。今回はヴァイオリニストの周防亮介さん、チェリストの水野優也さんをはじめとする4名の実力派アーティストが、クラシックやジブリ作品のテーマ曲などを奏でる。
京都の秋の風物詩としてすっかり定着したイベントだが、今年から大きな変更があるという。JR東海の関西広報室に話を聞いた。
「昨年までは抽せんでの無料ご招待でしたが、今年は有料での開催です。昨年ですと600組1200名の御招待に、1万人を超える応募がありました。新型コロナ前だと倍率にして20倍、30倍ということもありました。今回は第1部と第2部、先着で各750名様、計1500名様分の販売で、先着順です。価格は税込み3,980円で、JR東海のEX旅先予約のサイトからお申し込みいただけます」
有料となったものの、じつはお得感がたっぷりの内容なのだという。
「コンサートを楽しんでいただくだけでなく、『地下鉄・バス1日券』(1,100円)と、京都の寺院を拝観できる『秋めぐりパスポート』が含まれています。
昨今、京都のオーバーツーリズムが問題となっていますが、我々としても何か貢献できないかということで、京都市と連携してこうした形での開催となりました。
1日券ですので、混雑したところを少し外して、ゆったりと巡って京都を楽しんでいただくことができますし、それで新たな京都の魅力を発見していただければと考えています」
なんともうれしいのが、「1日券」と「秋めぐりパスポート」は、コンサート当日だけではなく、10月1日から12月27日までの間ならいつでも使用可能なことだ。
「『秋めぐりパスポート』では、『そうだ 京都、行こう。』の現地スタッフがすすめる『洛西』『山科醍醐』エリアを中心とした京都市内の7寺院の中から、お好きな寺院を選んで拝観いただけます(最大4寺院まで)。例えば、土曜日にコンサートを楽しんでいただき、翌日の日曜に『1日券』と『秋めぐりパスポート』を使って寺院めぐりをすることもできます」
申込期間は9月30日まで。秋の京都で「特別な体験」をお得に楽しんではいかがだろう。
![Smart FLASH[光文社週刊誌]](https://smart-flash.jp/wp-content/themes/original/img/common/logo.png)







