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業務スーパー「怪しまれるほど安い!」理由は海外直輸入
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2018.08.07 06:00 最終更新日:2018.08.07 06:00
最近よく街中で見かける、「業務スーパー」と書かれた緑色の看板。大量に入った食品や調味料が驚きの安さで売られ、レジにはつねに長蛇の列ができている。製造、調達から販売まで、舞台裏に迫った!
ほかではあまり見かけない海外からの輸入食品も、業務スーパーの大きな魅力だ。
「コンセプトは『世界の本物を直輸入』。基本的には日本向けの変更をできるだけ少なくして、海外で売っているままで輸入します」(海外商品部・藤田花奈さん)
扱う輸入品は約1200種。掘出し物を探すような感覚も人気の秘密だという。
「以前はオートミールも日本では馴染みがなく『鳥の餌?』と聞かれたことも(笑)。でもいざ店に出すと、欠品になるほどの人気商品に成長しました」(同・森永貴絵さん)
カナダ産のオートミールが1キロで398円は激安だ。
「コンテナ単位のまとめ買いと、工場からの直接買い付けで低価格を実現しています。普通、海外の商品は商社を通すものですが、うちにはそれがないんです」(藤田さん)
ここまで安いと、怪しまれることもあるのでは?
「ハハハ、ありますよ。でもこの価格でも利益は出ます。安心してください」(森永さん)
「他社さんとは圧倒的な価格差があるので、もう少し値段を上げても売れるとは思います。でもそれをしないのが業務スーパー。つねにベストプライスがモットーですから」(藤田さん)
写真の商品は、すべて森永さんが担当した商品。数々のヒット商品を日本に紹介した、カリスマバイヤーなのだ。
「海外の工場とは、信頼関係を築けるかが勝負。そうなれば細かな変更なども、しっかりやってもらえます」
安さの秘密は、最終的にはマンパワーなのである。
(週刊FLASH 2018年7月17日号)