ライフ・マネー
眠れない夜にサヨナラ! 快眠グッズが招く「超安眠の世界」
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2018.10.19 16:00 最終更新日:2018.10.19 16:00
2017年の流行語大賞でトップテン入りもした「睡眠負債」という言葉。睡眠不足が、借金のように蓄積されていくことを指す。たくさん寝れば、その負債は返済できる、という。
しかし、睡眠障害、不眠症を専門とする精神科医の樺沢紫苑(かばさわしおん)氏はそのような考えを否定する。
「睡眠負債は、すぐに返せるものではありません。日ごろから『宵越しの疲れ』を残さないことが重要なのです」
では、具体的にどうすればいいのだろうか?
「深部体温(体の内部の体温)が下がるよう、環境を整えていくのです。そうすれば、脳や内臓、筋肉などが休眠し、自然と眠気が訪れて、深い睡眠が取れます。
眠る2時間以内に食事をしたり、お酒を飲むことがNGといわれるのは、内臓を働かせてしまい、深部体温が下がらなくなるからです」(樺沢医師・以下同)
とはいえ、終電ギリギリで帰宅する日もあるだろう。
「寝る前の飲食のほかにも、スマホのブルーライトや激しい運動、熱いお風呂がダメなのは言うまでもありません。そのような睡眠によくない生活習慣の改善が大前提なのですが、なにより、できるだけリラックスすることが大切です」
仕事から帰って、うまく睡眠モードに切り替えられるように、快眠グッズを使うことをおすすめします」
そんな樺沢医師が愛用している快眠グッズが、「温・冷水眠マット」である。
「毎年初夏に数量限定で発売されるもので、私も今年ようやく購入できました。マットに好みの温度の水を流して、夏は涼しく、冬は暖かくすることが可能です。(※2018年ぶんは完売し、アマゾンなどで2019年ぶんの予約を受付中)
背中やお尻など、体温がこもって蒸し暑くなる部分を冷やし、深部体温をしっかり下げてくれます」
睡眠計測アプリで測ってみると、眠りの深さは一目瞭然だったという。
今回は樺沢医師のほか、快眠グッズ専門店「ソーノボン」の店長で、快眠アドバイザーの山本恵一氏にも協力を依頼し、残暑を乗り越えるための対策グッズについて おすすめ快眠グッズを教えてもらった。
●「アーチピロー」/眠り製作所(1万692円)
「横向きにも仰向けにも対応した枕で、その寝心地のよさから、通年でもベスト5に入る人気シリーズです。仰向け時は抱かれてるような心地よさ、横向き時は左右どちらにも抱きつけるようになっています」(山本店長)
触れるとひんやりする「ZERO COOL」素材を使用した夏バージョンもある。中には東レのft(フェザータッチ)綿が入っており、まったく蒸れることはない。
●「温・冷 水眠マット」/TOHO(3万2800円)
タイマーつきで、水温は18℃から45℃に設定できる。
「マット全体に水が流れていて体に密着しているので、エアコンと違って、深部体温を下げられるんです」(樺沢医師)
●「調湿敷マット」/眠り製作所(1万44円)
「寝苦しく感じるのは、湿度が原因であることが多い。布団やベッドパッドの下に敷くだけで、吸湿、放湿して、季節を問わず一年中、快適な湿度に調節するマットです」(山本店長)
●「ヘッドクーラーココミン」 サーミックテクノ(4万2984円)
「冷却水が枕シートの中をゆっくりと循環し、一晩中、快適な温度に保ってくれる冷却枕です。15°Cから30°Cまで1°C単位で好きな温度に設定が可能。タイマーもついていて、エアコンの温度を高めに設定しても、快適に眠ることができます」(山本店長)
(週刊FLASH 2018年9月25日号)