旨さに思わず感嘆符「駅ラーメン」福岡・まるうまラーメン ぷらっと博多No.3

　駅で手軽に食べられる「駅ラーメン」は、意外にも本格派揃い。 そこには、「ガッツリ系」がつらくなってきた中年男性にとって、シンプルで食べ疲れない一杯がある。駅そばの地位を脅かす、侮りがたき「駅ラー」の魅力を、B級グルメ研究家の鈴木弘毅が語り尽くす！

「福岡県は、正統派駅ラーメン店の聖地だ。まず、博多駅と小倉駅のホームに、同じ系列の立ち食いラーメン専門店が計3店舗ある。そのひとつが、博多駅の『まるうまラーメン ぷらっと博多No.3』だ。

【関連記事：旨さに思わず感嘆符「駅ラーメン」埼玉・美食軒】

　九州らしい白濁豚骨ラーメンに強烈なクセはなく、豚骨ラーメンの初心者でも安心して食べられる。ネギ以外のトッピングをのせない。『素ラーメン（390円、税込み）』を用意している点も見逃せない。

　廉価志向の客のニーズに応えるだけでなく、じつは上級者向きでもある。チャーシューなど味の強いトッピングを省くことで、純粋にスープの味を楽しめるのだ」

【SHOP DATA／まるうまラーメン ぷらっと博多No.3（福岡）】

●ねぎラーメン：620円（税込み）
「細麺なので茹で時間が短く、提供が早いのもありがたい。もちろん、替え玉にも対応（100円、税込み）。写真は、青ネギをどっさり盛りつけた『ねぎラーメン』」

アクセス：JR鹿児島本線「博多駅」5、6番線ホーム　

取材＆文＆写真・鈴木弘毅

すずきひろき
1973年生まれ　埼玉県出身　駅そば、道の駅、スーパー、日帰り温泉など、旅にまつわるさまざまなB級要素を研究。なかでも、訪れた駅そば店は3000軒以上

（週刊FLASH　2019年2月19日号）