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進め「ご当地おでん」探検隊/俳優・近藤芳正は東京おでん好き
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2019.03.04 16:00 最終更新日:2019.03.04 16:00
全国のご当地おでんが、ほかの地域でも知られるようになり、都市部の郷土料理屋で出す店も増えてきた。
「東京おでん」を食べるなら、個性派役者の近藤芳正がイチ押しする、渋谷のんべい横丁の「なだ一」だ。先代の女将は1年半前に他界し、甥で4代目の渡辺秀さんが伝統の味を引き継ぐ。
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近藤自身は、八丁味噌風味のおでんで知られる名古屋出身だが、東京でも珍しい、古くから白醤油を使用する同店の「あっさりおでん」が気に入ってしまった。
近藤は、飲み助らしく、「雰囲気も味のうち」と語る。
「おでんが食べたいときって、胃だけでなく、心も温まりたいときなんじゃない? ぎゅうぎゅう詰めのカウンター席で、ほかのお客さんと仲よくなったり……がすごくイイ!」
京風ともまた違う、洗練されたあっさり味。実際、選りすぐりの練り物からエキスが出て、とても味わい深い。出汁で日本酒を割った「出汁割り」は、味わいも、酔い心地も優しい。
取材&文&写真・鈴木隆祐
(週刊FLASH 2019年3月12日号)