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角盈男、前立腺ガンの「放射線治療」1カ月で合計230万円
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2019.05.04 06:00 最終更新日:2019.05.04 06:00
人間だれしも、ガンになるリスクを抱えている。「備えあれば憂いなし」とはいうものの、闘病経験のない者にとっては、未知の恐怖がある。そこで、前立腺ガンを克服した元プロ野球選手で野球評論家位の角盈男さん(62)を訪ね、ガンの予兆を感じた「いま思えばあのとき……」を聞いた。
「たまたま知人と1泊2日の人間ドックを受けたら、『前立腺ガンの疑いがあります』と言われ、渋々、精密検査を受けました。そうしたら、ガンの確定診断が下されてしまいました」
2014年、角さんが58歳のこと。尿が出にくい、回数が多いなどの自覚症状はなかった。
「たしかに、その1年くらい前から、血液検査をするとPSA値(前立腺ガンと関連するタンパク質の値)が上昇傾向にはありました。
でも、周囲は『2桁にならなければ大丈夫だよ(※注)』って。だから気にしなかったのですが、結果としてあの数値上昇がガンの予兆だったんですね」
最初は重粒子線治療を選択したが、テレビでガンを公表すると、「トモセラピー」という放射線治療法を教えられた。
「1カ月に15回照射して治療費は約230万円。ガン保険の先進医療特約ではカバーできず、実費でした」
今、PSA値は0.1以下に安定している。
※注:PSAの基準値は0~4ng/mlで、4~10でグレーゾーンとされる(国立がん研究センター)
すみみつお
鳥取県出身 1977年、読売ジャイアンツに入団。現在は野球評論家のかたわら、東京・恵比寿でスナック「m-129」を経営
(週刊FLASH 2019年4月23日号)