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吉田戦車、炭酸水メーカーでレモンサワー飲むも低気温に悩む
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2019.08.07 11:00 最終更新日:2019.08.21 15:25
いただき物の国産無農薬レモンが10数個、うちにあった。
レモンという食材に、あまり愛がない人生を歩んできた。酸味と香りはきらいじゃないし、フライなどに添える存在価値も認めるが、「そろそろレモンの季節だな、食いてー」みたいな気持ちになったことは一度もない。国産だと、冬から春にかけてが旬というのも知らなかった。
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料理に使うという発想もあまりなく、妻が皮ごとぶつ切りにしてプレーンヨーグルトをかけて食べる程度で(ストイックすぎると思った)、レモンの減りは遅い。
食材を使い切れず処分するのはいやなので、どうすれば消費できるか考え、5分ほどでポンと手を打った。レモンサワーだ!
うちで買う酒は、ここ数年、ほとんどワインか日本酒。家飲みだと発泡系の酒はそれほどいらないのだが、外で飲む酎ハイやハイボールは大好きだ。それだ。生レモンサワーを家で作ろう。
さっそく宝やキンミヤの甲類焼酎を買ってきて、「生活クラブ」で妻が通年箱買いしている、200ミリリットル入りの無糖炭酸水と氷とレモンを入れて飲んだ。とてもおいしい。
が、日頃それほど炭酸水を飲まない私も(休肝日にちょっと飲むくらい)、一日3缶ほど空けるようになったため、大量の空き缶が出るようになり、買い置きもすぐ底をついた。
スーパーでペットボトルの無糖炭酸水を買いはじめると、当然空きペットボトルが増殖した。リサイクルするとはいえ、この大量の資源ごみはいやだな……。
レモンはもう2、3個しか残っていないのに、永遠にレモンサワーを飲むような気持ちになってしまっていた私は、「炭酸水メーカー」について調べはじめた。検討終了。「ソーダストリーム」の一番安いタイプを買ってみることにした。8595円。
公式サイトの通販でもよかったが、行きつけの家電量販店で取り扱っていて、ボンベを使い切ったら交換購入できるというので、そこで買った。
1リットルの専用ボトルがついていたが、より使い勝手がいいと評判の500mlボトルの2本セットを追加で買う。2160円。高ぇなあ。ちゃんと元とれるかな、これ、という不安がよぎる。
さっそく使ってみる。置き場所に少々困ったものの、資源ごみが出ないのは清々しい。使い方のコツもすぐわかった。500mlの冷水に3、4回、プシュッと二酸化炭素を注入して、強めの炭酸にするのが好み。
が、これを書いている梅雨明け前、異常気象といわれるほどの低気温、日照不足が続いていて、なんだか酎ハイ系は冷えるな、ということになり、またワインや日本酒が増えてきた。
暑くなればまた作りはじめるだろうけど、涼しい、寒い季節にはあまり出番がないんじゃないの、という気もしてきた。前回のかき氷器に続いて、冷たい物系は本当に天候に左右されますね……、と思っているところ。
よしだせんしゃ
マンガ家 1963年生まれ 岩手県出身 「ビッグコミックオリジナル」で『出かけ親』を連載中。妻はマンガ家・伊藤理佐さん。本連載の単行本『ごめん買っちゃった』(光文社)、『出かけ親1』『忍風! 肉とめし2』(ともに小学館)が発売中
(週刊FLASH 2019年8月20・27日号)