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【食堂のおばちゃんの人生相談】45歳・自営業のお悩み
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2019.10.28 11:00 最終更新日:2019.10.28 11:00
「食堂のおばちゃん」として働きながら執筆活動をし、小説『月下上海』で松本清張賞を受賞した作家・山口恵以子。テレビでも活躍する山口先生が、世の迷える男性たちのお悩みに答える!
【お悩み/KAZUさん(45)自営業】
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4カ月前に出会い系で知り合った3歳年下の人妻と、2週に一回ペースで不倫している。じつはあまりに体の相性がよすぎて、妻との月一回のHでイケなくなってしまった。「仕事のストレスで」とごまかしたが、次もイケないかもしれない。浮気がばれるのが怖いです。
【山口先生のお答え】
おや、あなたのペンネームは “夜の得点王” って意味ですか?
奥さんとの夜が不首尾というだけでは、浮気を疑われることはないのではないかと思います。だって、月一回なんでしょ。激減したという感じでもないし「ストレスで」と言い訳しておけば、大丈夫ではないでしょうか。
はっきり「浮気」と仰っているのは、奥さんと離婚して彼女と結婚したいとは考えていらっしゃらないのですね。そうやって割り切った気持ちで付き合っているなら、私は不倫を非難しません。
前にも書きましたが、夫婦は事業の共同経営者のようなもので、家のローンとか子育てとか親の介護とか、二人で取り組まないといけない懸案事項が山積みです。
そこに恋愛感情まで持ち込むのは荷が重すぎるのではないでしょうか。夫も妻も、ときめきは外部に求めても良いと思うんです。
正直“あまりにも体の相性がよすぎ”の不倫相手と巡り会ったあなたが羨ましいです。後は、せっかくの良い想い出が修羅場にならないために、別れ際を大切にしてください。未練は禁物です。
そしてもう一つ、奥さんにも体の相性が抜群に良い不倫相手が見つかると良いですね。
やまぐちえいこ
1958年、東京都生まれ。早稲田大学文学部卒。就職した宝飾会社が倒産し、派遣の仕事をしながら松竹シナリオ研究所基礎科修了。丸の内新聞事業協同組合(東京都千代田区)の社員食堂に12年間勤務し、2014年に退職。2013年6月に『月下上海』が松本清張賞を受賞。『食堂メッシタ』『食堂のおばちゃん』シリーズ、そして最新刊『夜の塩』(徳間書店)が発売中