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インスタ映えがすぎる「悪魔鍋」天使玉と悪魔玉どっちで攻める?

ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2019.11.09 16:00 最終更新日:2019.11.09 16:45

インスタ映えがすぎる「悪魔鍋」天使玉と悪魔玉どっちで攻める?

鶏料理専門店「鳥福」の悪魔鍋を考案した南さん(右)

 

 鍋のトップシーズンがやってきました。毎年さまざまな鍋のトレンドが登場するなか、この冬、外せないのは「悪魔鍋」。

 

 悪魔鍋とは、カロリー度外視で、食べ応え抜群の食材を使った鍋のこと。具材に揚げ物やステーキ、大量のチーズを入れるなど、見た目もカロリーもインパクト大の悪魔鍋を提供する飲食店が続々登場しています。

 

 

「鍋は美味しさだけではなく、年々インパクトが求められるようになってきました。近年はどこのお店もインスタ映えを意識した鍋を提供していますが、悪魔鍋はビジュアルも味もインパクト抜群です。ただし、カロリーはすごいですよ」と語るのは、鶏料理専門店「鳥福」のマネージャー・南氏。

 

 悪魔鍋が誕生した背景には、ローソンで大ヒットとなった「悪魔のおにぎり」をはじめとした、悪魔飯ブームがあります。高カロリーだけど悪魔のような美味しさがクセになってしまう。その背徳感を味わえる悪魔飯が鍋料理にも波及したというわけです。

 

「悪魔の唐揚げ とろーりチーズ鍋」1人前1690円(税別、注文は2人前~)

 

 今回おじゃました「鳥福」で提供している悪魔鍋は、その名も「悪魔の唐揚げ とろーりチーズ鍋~天使か悪魔か!?~」。トマトベースのスープには、衣に揚げ玉と青のりをまとわせた唐揚げがどーんと500g。数では2人前で14個もありました。

 

 さらに唐揚げの下には、大きな骨付きの鶏もも肉が鎮座。じゃがいも、キャベツ、玉ねぎの野菜は周りに少量入っている程度で、これまで見たことがない斬新なスタイル。

 

「鍋はエンタメ性も重要です。うちの悪魔鍋は食べながら楽しんでいただけるように、ココア風味の悪魔玉とミルクバター風味の天使玉で、スープの色を変化させることができます」と自信をのぞかせます。

 

 スープに沈めると悪魔玉は黒色、天使玉は白色に変化するといいます。まず、悪魔玉を鍋の中に入れてみると、真っ赤なスープに悪魔がみるみる沈んでいき、その姿は映画『ターミネーター』のラストシーンで溶鉱炉に沈んでいくシュワちゃんのようで感動的でもありました。

 

 その後、天使玉を入れても悪魔玉の方が強く、どんどんスープは黒に侵食。悪魔鍋らしい演出となる最後の仕上げは、たっぷりかけるとろ~りチーズ。これで悪魔鍋が完成です。

 

 見ているだけでお腹がいっぱいになりそうなボリューム感ですが、スープを吸った唐揚げとチーズが相性抜群。洋食の料理を食べているみたいで、やはり高カロリーなものは悪魔的に美味しいといった結論。

 

 鍋は野菜をふんだんに使ったヘルシーなメニューが多いぶん、物足りなさを感じることも。カロリーの高さを気にしつつ、背徳感を満喫できる悪魔鍋は、鍋のマンネリ化を打破するメニューです。

 

 なにより悪魔鍋は登場しただけで、「すごーい」を連発してしまうほど、場を盛り上げてくれるので飲み会にはうってつけ。たまには、健康のこと、体重のことを忘れて、悪魔鍋を食べるという悪魔の誘惑にのってみませんか。

 

取材・文/トレンドウォッチャー・くどうみやこ
 大人世代のライフスタイルからトレンドまで、時流をとらえた独自の視点で情報を発信。メディア出演から番組の企画、執筆、講演など、活動の幅は多岐にわたる。現在は、NHKジャーナル、ホンマでっか!?TV他、多数のメディアで活躍中

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