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おせちもビールも…駆け込み「ふるさと納税」するなら
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2019.12.13 06:00 最終更新日:2019.12.13 06:00
今年分の「ふるさと納税」は、12月で締切り。駆け込みラッシュが続いている。
「1月からまた、ゼロから寄付できるようになるので、上限額まで寄付していない方は、駆け込み寄付がおすすめです」
そう提案するのは、ふるさと納税の賢人・金森重樹氏。
【関連記事:納税したらギフト券「ふるさと納税」最後のチャンス】
「給与収入500万円の夫婦で、奥さんが専業主婦の場合、最大4万9000円までの『寄附金控除』が受けられます。
たとえば、愛知県小牧市のおせち料理(3万円)と、神奈川県南足柄市のビールセット24缶(1万6000円)をもらう。すると、素敵なお正月が迎えられるうえに、来年6月から翌年5月のあいだに4万4000円、つまり2000円を除いた金額が、税金から控除(減額)されるのです」
好きな自治体に寄付すれば、税金が控除されるだけでなく、特産の肉や魚介類、加工食品などの返礼品を入手できるのが、ふるさと納税だ。
「ふるさとチョイス」や「さとふる」などのサイトで簡単に申し込め、「ワンストップ特例」を利用すれば、サラリーマンは確定申告が不要だ(5自治体まで)。
「旬の特産物が数回に分けて届く定期便や、自治体独自のポイント制も充実してきています。
12月ギリギリで欲しい商品が決まらない人は、ポイント制を採用している自治体に寄付して、いったんポイントに変え、年明けにゆっくり返礼品を選べばいいのです」
ふるさと納税の魅力は、それだけではない。
「家電の返礼品も一時より減りましたが、宮城県角田市のように、まだまだあります。こちら(冒頭の写真)はお米の種類ごとに炊き方を選べる機能つきの炊飯器で、おすすめです」
●宮城県角田市/寄付額3万円
[米屋の旨み 銘柄炊きジャー炊飯器5.5合(RC-MC50-B)]
アイリスオーヤマ製の炊飯器。角田市には同社の主要工場、角田工場がある。家電も、れっきとした “特産品” なのだ。
それではまず、寄付の方法をご紹介しよう。
【申し込み・手続きの方法をチェック】
(1)上の表で、寄付金上限をシミュレーション
(2)上限額に収まるように、好きな返礼品を選んで申し込む
(3)返礼品とワンストップ特例制度申請書を受け取る
(4)1月10日必着で、以下3つの書類を、寄付した自治体すべてに送付
・ワンストップ特例制度申請書
・マイナンバー確認書類
・本人確認書類
(5)2020年6月に、寄付額から2000円を引いた額が、所得税・住民税より控除
※確定申告のある方は、確定申告で寄附金控除の申請をしてください
※6自治体以上に寄付した方は、確定申告をしないと、寄附金控除の申請ができません。
※1月10日までに提出できなかった場合は、確定申告で控除の申請をする必要があります
続いて次のページからは、金森氏が厳選した「これから間に合う返礼品」を一挙にご紹介。