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【食堂のおばちゃんの人生相談】50歳・団体職員のお悩み

ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2019.12.13 11:00 最終更新日:2019.12.13 11:00

「食堂のおばちゃん」として働きながら執筆活動をし、小説『月下上海』で松本清張賞を受賞した作家・山口恵以子。テレビでも活躍する山口先生が、世の迷える男性たちのお悩みに答える!

 

【お悩み/匿名希望(50)団体職員】
 冴えない50代です。妻とは見合い結婚だし、これまでモテた試しがありません。ところが今年、出会い系サイトで知り合った40代人妻と不倫したのを皮切りに、同じ職場の40代人妻からも「旦那とセックスレスなので抱いて」と迫られ、人生初のモテ期が……! でも、元に戻るのが怖いんです!

 

 

【山口先生のお答え】
 まあ、人生初のモテ期到来、おめでとうございます。今まで辛抱してきた甲斐がありましたね。まさに待てば海路の日和あり、生きてると良いことがあるんですね。

 

 あなたのモテ期は、きっと多くの50代読者に希望の光を与えてくれるはずです。他の人もモテないと諦めないで、頑張ってね!

 

 そこで、このモテ期をどうやったら少しでも長く維持できるかというご相談ですが、それはやはり自然体ではないでしょうか。

 

 あなたは何か特別なことをしたわけではないのに、急にモテ始めたわけです。それは、あなたの性格と今の年齢や経験、態度物腰が人妻に好感を与えたからです。それなら今まで通り、自然に振る舞うのが一番だと思います。

 

 ここで急にフレグランスに凝るとか、社交ダンスを習うとか、お宅のワンちゃんに対してデカい態度を取るとか、今までと違うことをすると、せっかくの運気が逃げてしまうように思います。

 

 それともう一つ大事なのは、運は巡るものだということです。もし、今のモテ期があなたから離れたとしても、いつかまた巡ってきます。だから決して悲観なさらないで下さい。

 

 それが証拠に、老人ホームではテレビの昼ドラ以上の激しい愛憎劇が繰り広げられているそうです。お楽しみはこれからも!


やまぐちえいこ
1958年、東京都生まれ。早稲田大学文学部卒。就職した宝飾会社が倒産し、派遣の仕事をしながら松竹シナリオ研究所基礎科修了。丸の内新聞事業協同組合(東京都千代田区)の社員食堂に12年間勤務し、2014年に退職。2013年6月に『月下上海』が松本清張賞を受賞。『食堂メッシタ』『食堂のおばちゃん』シリーズ、そして最新刊『夜の塩』(徳間書店)が発売中

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