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正月にアワビを「駆け込みふるさと納税」初心者も10分で完了

ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2019.12.16 06:00 最終更新日:2019.12.16 06:00

正月にアワビを「駆け込みふるさと納税」初心者も10分で完了

北海道寿都町の「活アワビ・活ホタテセット(1万円)」

 

 好きな自治体に寄付をすれば、2000円を除いた金額が、翌年の住民税から控除(減額)される「ふるさと納税」。さらに自治体から、さまざまなお礼の品がもらえるのは、ご存じのとおりだ。

 

 本誌の編集部員でも、ふるさと納税をしているのは、まだ少数派。だが、していない人も大半が、「じつは気になっている」。そこで、初心者にもわかりやすく紹介しよう。

 

 

 北海道寿都町に1万円をふるさと納税をし、「活アワビ・活ホタテセット」をもらった若手部員が熱弁を振るう。

 

「2018年の12月11日に、駆け込みで申し込んだんですが、1週間くらいで発送の連絡がありました。正月の食事が、一気に豪華になりましたよ!」

 

 ホタテはバター焼きに、アワビは刺身と肝ソースのステーキにしたと聞き、酒好きのおじさん部員が食いついた。上司と部下の立場は逆転。

 

 若手部員に申し込み方法を教わった、おじさん部員。返礼品は、“ふるさと納税の賢人” こと、金森重樹氏が推薦する、佐賀県嬉野市の「佐賀和牛」を選択した。会員登録から申し込みが完了するまで、わずか10分ほどだった。

 

「このあと、返礼品と『ワンストップ特例制度申請書』が届きます。申請書を返送すれば、会社員は5つの自治体までなら、確定申告が不要になりますよ」(若手部員)

 

 今回利用したサイトは、「ふるさとチョイス」。運営するトラストバンクの田中絵里香氏は、「一度ふるさと納税をした方で、次の年にやめる方は少ないと思います」と言う。

 

「1回やってみると簡単ですし、お礼の品を通じて自治体の魅力を知り、ファンになる方が多いからだと思います。2015年に『ワンストップ特例制度』が始まって以来、ふるさと納税の利用者は急増し、2018年の利用者は330万人にのぼります」(田中氏)

 

 2018年は171件・3000万円超を寄附した、金森氏が指南する。

 

「締切りだからと申し込みを諦めず、未経験の方もふるさと納税にふれてみてはいかがでしょうか。ポイント制を採用している自治体に寄附するのもおすすめ。いったんポイントに換えておき、年明けに返礼品をゆっくり選べますよ」

 

 寄附金を控除できる上限額は、年収や家族構成などによって異なるが、どのサイトでも簡単に試算できる。次のページでは、申し込み手順のおさらいと、上述の金森氏がおすすめする「まだ間に合う返礼品ベスト3」をご紹介する。

 

 12月で、2019年のふるさと納税は締め切られ、1月から寄附額はリセットされる。上限額まで寄附していないなら、駆け込み寄附がぜったいにおすすめだ。

 

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