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いつ食べても安心のウマさ「蕎麦屋カレー」通が認める王道3店
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2020.01.11 11:00 最終更新日:2020.01.11 11:00
蕎麦を食べようと店に入り、ついカレーライスに目がいってしまう。カレー好きの諸兄には、身に覚えがあるだろう。なぜなら蕎麦屋には、通をうならせるほどのカレーがあるのだから――。
そこで今回、「元祖カレー研究家」の小野員裕氏が、通をうならせる「蕎麦屋カレー」の “王道” を3店紹介してくれた。
「今回紹介する3店は、味つけや姿かたちなど、何かが突出したものは一切ありません。その潔さがいいのです。いつ食べても、安心の美味しさです。
南アジアや東南アジアのカレーばかり食べてきた僕ですが、最近、蕎麦屋のカレーが無性に恋しくなってきました。出汁の旨味とカレー粉だけの、シンプルな味つけの奥深さが、理解できるようになってきたのかもしれませんね」
さっそく、小野氏のベスト3を以下で紹介しよう。
●第1位:東嶋屋(東京・入谷)
小野氏いわく「世界一美味しい蕎麦屋カレー」。創業は明治25年で、昭和初期にはこの「ライスカレー」を出していたと推測される。鮮やかに黄色く、素朴な見た目ながら香りも高い。
【SHOP DATA】
・価格/710円
・住所/東京都台東区竜泉1-29-3
・営業時間/11:15~15:00(LO14:30)、17:30~20:30(LO20:00)
・休み/日曜、祝日
●2位:可祢井そば(東京・要町)
要町駅の隠れた名店。蕎麦用とは別の鰹出汁を使用し、それでルーをのばして作るカレーライス。ルーは複数の銘柄をブレンド。コーヒーやデザートのサービスもあり、これで700円とは!
【SHOP DATA】
・価格/700円
・住所/東京都豊島区千早1-25-1
・営業時間/11:30~15:00、17:00~20:30
・休み/日曜
●3位 そばよし(東京・日本橋ほか)
タモリも絶賛した、日本橋の路面店。鰹節問屋が運営しており、出汁の香りがたまらない。その旨味はカレーライスにも遺憾なく発揮されている。神谷町、京橋にも店舗がある。
【SHOP DATA】
・価格/450円
・住所/東京都中央区日本橋本町1-1-7本町山崎ビル1F
・営業時間/7:30~20:00
・休み/土曜、日曜、祝日
おのかずひろ
元祖カレー研究家。横濱カレーミュージアム初代名誉館長。4000軒以上のカレー専門店、1万軒以上の飲食店を制覇
写真(可祢井そば、そばよし)&取材&文・鈴木隆祐
教育とB級グルメに造詣が深い。両者を融合させた「名門高校 青春グルメ」を研究。同名の著書を辰巳出版より刊行
※価格はすべて税込みです
(週刊FLASH 2020年1月7・14日号)