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50年食べ歩いた男が選ぶ「絶品ナポリタン」こんな変わり種も

ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2020.01.16 11:00 最終更新日:2020.01.18 10:11

50年食べ歩いた男が選ぶ「絶品ナポリタン」こんな変わり種も

「SUN」のひと皿

 

 ナポリタンを食べつづけて50年。「1日1食はナポリタンを食べる生活を続けてきた」と語るのは、ライターの下関マグロ氏。

 

「よく炒められた太麺に焦げたケチャップの香り……。幼いころは、お子様ランチのつけあわせをもっと食べたいと思ったものです。青春時代も、ナポリタンはごちそうでした。

 

 

 しかし1980年代、時代がバブルに向かい、本場のイタリア料理が上陸。イタメシブームが巻き起こりますが、イタリアンのメニューにナポリタンなぞありませんでした。

 

 それどころか、偽物料理扱いをする風潮が強まりました。ラーメンは日本で独自の進化を遂げた料理と持て囃されていましたが、ナポリタンは “昭和の遺物” 扱いされていました」(下関マグロ氏、以下同)

 

 しかしその後、状況が変わった。

 

「昭和ブームでレトロな純喫茶に女性客が集い、老舗の洋食店は外国人観光客でいっぱいです。主役ではないかもしれませんが、令和の現在には、たしかにナポリタンの居場所があるのです。

 

 再ブームの火つけ役となったのが、『ロメスパ』です。『路傍の麺→路麺→ロメ』と縮まったもので、(1)極太麺(2)茹で置きした麺を炒める(3)大盛り可能という条件があります」

 

 大手町の『リトル小岩井』や、有楽町の『ジャポネ』の大行列をご存じの方も多いでしょう。いまは、関谷スパゲティなど、茹でたての麺を使用する進化型も登場し、目が離せません」

 

 どんな店がうまいのか。

 

「ナポリタンには決まったレシピがなく、『いつ生まれ、なぜナポリタンと呼ばれるのか』も謎に包まれています。そして、近所にある、なんでもない店がうまいんです。

 

 僕も、さんざん食べ歩いて、ベストだと思った店は自宅から徒歩8分の「SUN」でした。懐かしいけれど、新しさも感じる進化系ナポリタン。麺は噛み応えあるアルデンテ。茹で上げてから、扇風機で乾かすそうです。無料で刻みニンニクのトッピングができ、劇的に味が変わります。

 

 きっと、あなたの身近にも、究極のナポリタンがあるはずです」

 

【SHOP DATA/SUN(東京・入谷)】
・メニュー/なぽりたん(650円、税込み)
・住所/東京都台東区下谷2-3-16
・営業時間/10:00~15:00、16:00~23:00 
・休み/日曜、連休の祝日

 

 次のページでは、下関マグロ氏に聞いたナポリタンの歴史と、「変わり種」の名店を紹介する

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