「長期的に安定した収入」「高利回り」「初期投資が少ない」「節税効果あり」……。
サラリーマン投資家、脱サラ投資家たちが、口々に語る「副業投資」のメリットは事実なのか。実態を明らかにすべく、「太陽光発電」の投資家を訪ねた。
「進むも地獄、退くも地獄を体験しました」
2019年秋、電機メーカーを退職した埼玉スワローズさん(ハンドルネーム、53)。30代から不動産投資を始めたベテランだが、コインランドリー投資には苦しんだ。
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「大手フランチャイズに加盟しました。埼玉県北部の、交通量の多い立地の物件だったので、イケると思ったんです。洗濯乾燥機3台660万円、乾燥機7台525万円などを、84回払いのリースで導入。2016年、初期投資約1900万円でスタートしました」
代理店の予測では、1年めの月平均売上げは65万円。家賃やリース料、光熱費などを引いても、7万6000円の黒字になるはずだった。
「しかし、蓋を開けてみたら売上げは40万円。20万円の赤字でした。私がサラリーマンなら、これが数カ月続けば資金ショートでした(苦笑)。
撤退したら、初期投資は、ほとんどムダになります。蛍光灯をLEDに変えたり、清掃のパートさんの勤務時間を削減したり……チラシも配りました」
そんな努力が実り、翌年には黒字になった。いまは、週に1度の集金以外は、パート従業員まかせだ。
「現在は、月20万円のプラスになりました。3連休で悪天候が続いたときなんか、思わずガッツポーズですね」
(週刊FLASH 2020年2月18日号)