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神田のカレー125店を制覇して、目指せ!グランドマイスター/女子アナ横井弘海の「エンタメ時間」
芸能・女子アナFLASH編集部
記事投稿日:2022.09.24 16:00 最終更新日:2022.09.24 19:48
東京・千代田区神田界隈はカレー激戦区。カレーを出す店がなんと400店以上あることをご存じですか? 神保町、御茶ノ水、小川町、神田、秋葉原など、昔の旧神田区を中心に神田カレー街は広がっています
そして、毎年、規模を拡大しながら町をあげて盛り上がっているのが「神田カレー街食べ歩きスタンプラリー」「神田カレーグランプリ決定戦」(総称「神田カレーグランプリ」)です。
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スタンプラリーは、神田地域にあるオリジナリティあふれるカレーを提供する参加125店舗を5つのコースに振り分け、参加者はカレーを食べるたびに、その店舗のスタンプを押してもらいます。最終的に制覇したコースの数に応じたグレードのマイスター賞に応募すれば、もれなくマイスター証がプレゼントされるというもの。
今年は12月15日までの4カ月半。例年、参加者の内訳は男性6割、女性4割。土地柄、会社員も多いですが、小学生から80代まで、北は北海道から関西まで幅広い支持を得ているそうです。
2021年には、全コースを制覇して、栄えある「グランドマイスター認定証」を手にした人は143人もいたそうです。期間が4カ月半あるとはいえ、ほぼ毎日カレーを食べるってすごいですね!
そして、もう一つのイベントは「神田カレーグランプリ決定戦」です。先週、予選のファン投票が終わり、当日の決戦に出店する20店舗が決定しました。こちらは、11月5日と6日、神田小川町の小川広場に20店が集結。参加者が、そこで各店舗の自慢のカレーを食べて、好きな店に投票。集計の結果で、2022年のグランプリが決定します。
グランプリ決定戦で、例年だと各店舗は1日に約1000食を用意するとか。20店×2日で4万食。食べ比べサイズのカレーが特別価格で提供されることもあり、会場は毎年、驚くほどの賑わいです。
コロナ禍で中止が続いていたため、今年は3年ぶりの開催かつ記念すべき第10回大会で、主催者もいつも以上に力が入っています。
「なぜ神田にこれほどたくさんのカレー店が集まっているのか? その理由は、手軽に食べられるからとか、大学が何校もある学生街で、本を買った後に片手でページをめくりながら食事できるから、という説もあります。
でも自分はこう思います。神田は本、楽器、スポーツ、ゲームなど、昔からみんなが自分の好きなものを追求している街です。カレーといっても、みんなカレーに異なるイメージを持っているのではないでしょうか。
だから、それぞれの店が自分のこだわりのカレーを作り、それを好きな人が気軽に食べにくる。そんなことで増えたのではないかな」
こう語るのは、神田カレー街活性化委員会の中俣拓哉委員長です。
中俣さんは、神田で会社を営みながら、町の活性化の一環として「神田カレーグランプリ」を企画プロデュース。神田を「カレーの聖地」として日本全国に知らしめた立役者です。
「都会の真ん中でも、人々が交流したり、挨拶しあえる町にしたいというのがもともとの目的でした。参加者に聞いてみると、特にマイスター同士、気の合う仲間が増えたと言います。
カレーを通じた仲間って、利害関係なく気軽に付き合えるし、この町で多種多様なカレーと、人のつながりを純粋に楽しんでいただけたらと思います」(中俣さん)。
実のところ、営利目的でないイベントを長年続けるのは苦労もあるそう。投げ出したくなったこともあったけれども、今はライフワークと笑う中俣さん。それでも、カレーが好きで、カレーでコミュニケーションが豊かになることを実感するから、続けているのかもしれません。
今年の決戦に出場する店を、最近食べ歩いています。
第8回グランプリのMAJI CURRYは独特のスパイスを使うこだわりが店内のあちこちにも感じられました。
決戦出場の常連であるガンディーマハルのバット店長はインド出身で来日23年。キーマカレーとチーズナンの組み合わせは最高。店長は温泉好きで各地を旅していますが、「最近、日本にカレーを出す店が増えたねー」と驚いていました。
いわし料理「大松」のママ、大沢裕子さんはミャンマー出身。「ミャンマーにもカレーがあります。体にいいいわしのカレーとフライを五穀米で食べてみてください。赤唐辛子と高菜の塩漬けも私の手作りです」と笑顔で説明してくれました。
神田カレー街には、ありとあらゆカレーがあります。その多様性に驚きながら、その日の気分で選べる楽しみもあります。各店舗が研究を重ねた成果なのか、確かに、毎日食べられるかもという気がしてきました。みなさんも参加してみませんか?
横井弘海(よこいひろみ)
東京都出身。慶應義塾大学法学部卒業後、テレビ東京パーソナリティ室(現アナウンス室)所属を経てフリー。アナウンサー時代に培った経験を活かし、アスリートや企業人、外交官などのインタビュー、司会、講演、執筆活動を続ける。旅行好きで、訪問国は70カ国以上。著書に『大使夫人』(朝日新聞社)
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