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フェルトうさぎに癒されてほっこり、ペットロス解消も/女子アナ日下千帆の「私にだけ聞かせて」
芸能・女子アナFLASH編集部
記事投稿日:2023.01.01 16:00 最終更新日:2023.01.02 02:09
新年あけましておめでとうございます。
今年の干支であるうさぎは、「飛躍」「繁栄」「安産」などを意味するハッピーモチーフとされています。今回ご紹介する畑牧子さんは、これまでの15年間で、のべ4000人以上に羊毛フェルトうさぎ作りを教えてきました。
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畑さんは、大阪府出身。子供のころから裁縫が得意で、短大では服飾を専攻。1997年、結婚と同時に上京し、2年後の出産を機に
専業主婦となりました。
15年前、近所にうさぎ専門店がオープンしたことをきっかけにうさぎを飼い始めます。そのかわいい姿をなんとかとどめておくことができないかと考え、うさぎ作りを始めたそうです。
ブログに完成したフェルトうさぎの写真をアップしたところ、注文や作り方を教えてほしいという声が殺到し、教室を始めました。
2016年、初の著書『リアルかわいい羊毛フェルトのうさぎ』(河出書房新社)を出版。2018年、一般社団法人日本うさぎ羊毛フェルト協会を設立されています。
――海外からも受講生が来るほど、ワークショップが人気だそうですね。
「はい、インスタグラムやフェイスブックを使って発信しているので、日本語ができない人も来てくれるようになりました。海外からの受講生も、日本語で開催しているクラスに入ってもらっています。みなさん、クラスメイトと片言の英語でやり取りしながら、楽しく参加されていますよ。
2019年には、通訳と一緒に台湾をまわってワークショップを開催しました。そして、2020年、『リアルかわいい羊毛フェルトのうさぎ』の台湾語版が出版されたのです」
――うさぎ作りを始めてよかったと思うのはどんな点ですか?
「会社をやめて専業主婦になり、子育てに集中しましたが、自分のスキルが活かせなくなって、社会から取り残されたように感じていました。
ところが、うさぎ作りを始めてからは、ハンドメイドを通した交流が始まり、海外にまで友人ができました。それまでは人前で話すことが苦手だったのですが、講師になってからはそれも克服し、SNSのライブ配信もできるようになりました。
また、大切なペットのうさぎを失くし、ペットロスの状態で教室に参加した受講生が、うさぎ作りに専念することで元気になり、講師としてデビューされたケースもありました」
――ビジネスを軌道に乗せるまでに大変だったことはありますか?
「なにもわからないまま始めたので、講座も満席でオーダーもいっぱいなのに赤字が続きました。それを補填するためにパートで働いていたんです。
また、土日に教室をやっていたため、子供たちの授業参観に行けないこともありました。夫からは『やめたら?』と言われて悩んだ末、コンサルに相談して値付けから仕切り直しました。いまでは、家族みんなが応援してくれています」
――飼っているうさぎの写真を送れば、そっくりに作っていただくこともできるのですか?
「お陰様でオーダーが5年待ちになっているので、いまは受けていません。飼い主さんご自身で愛情込めて作ってみてはいかがでしょうか」
――最近、2冊めの本が出たそうですね。1冊めとの違いは何ですか?
「1月27日に『羊毛フェルトのちっちゃなうさぎ』(河出書房新社)が出版されます。1冊めの本は、さまざまなテクニックを紹介しているのですが、初心者には少し難しい部分もありました。2冊めは、初心者でも完成できるテクニックを型紙つきで紹介しています。うさぎ年なので、たくさんの方にうさぎを作ってほしいです」
――これからの目標はありますか?
「コロナも落ち着いてきましたので、地方や海外でワークショップを開催し、羊毛フェルトうさぎのかわいさを広めていきたいです」
まだまだ続く寒い日々、羊毛フェルトうさぎに癒されながらほっこり過ごすことができそうです。
■才能を開花させるための3カ条
(1)直感に従い、まずは動く
(2)失敗しても成功するまで続ける
(3)関わってくださる方々に感謝する
※3月24~26日、表参道のギャラリーニイクで畑さんが作ったうさぎが展示されます
1968年、東京都生まれ。1991年、テレビ朝日に入社。アナウンサーとして『ANNニュース』『OH!エルくらぶ』『邦子がタッチ』など報道からバラエティまで全ジャンルの番組を担当。1997年退社し、フリーアナウンサーのほか、企業・大学の研修講師として活躍。東京タクシーセンターで外国人旅客英語接遇研修を担当するほか、supercareer.jpで個人向け講座も