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神社からどらやきまで「うさぎ」めぐりで飛躍の年に/女子アナ横井弘海の「エンタメ時間」

芸能・女子アナFLASH編集部
記事投稿日:2023.01.02 16:00 最終更新日:2023.01.02 16:00

神社からどらやきまで「うさぎ」めぐりで飛躍の年に/女子アナ横井弘海の「エンタメ時間」

緑豊かな環境にある調神社の拝殿。平日でも参拝客が絶えない

 

 2023年の干支はうさぎです。相場の世界の格言で、卯年は「跳ねる」。今年はコロナ禍を乗り越え、うさぎが跳ねるように、飛躍の年にしたいものです。

 

 うさぎは古来、縁起のいい動物。私たちの周りにも、さまざまなうさぎがいます。新年はそんなうさぎたちに出会って幸運を願ってみまぜんか?

 

 

 まずお正月と言えば初詣。うさぎに縁のある神社は全国各地にありますが、東京近郊には、埼玉県さいたま市に「調神社」があります。

 

 約2000年前の創建。樹齢数百年のイチョウやケヤキの大木が生い茂る静かな神社で、入口に鳥居はありません。伊勢神宮へ納める貢物(調)を納めた倉庫群のなかに神社が造営されたため、貢物搬出入の妨げになるからだそう。

 

 調神社は「つきじんじゃ」と読み、地元では「つきのみや」と呼ばれています。

 

「つき」と言えば「月」。月と言えばうさぎ。中世の「月待信仰(月のもつ神秘に畏敬をなし、月の出を待って祈る信仰)」と結びつき、江戸時代には月読社とも呼ばれていました。

 

 神社の入口では、狛犬ではなく「うさぎ」が出迎えてくれます。「神様のお使いとして、うさぎがおります」というのが、ご朱印を書いてくれた宮司さんのご説明。手水舎も拝殿も絵馬も、いたるところにうさぎがいます。

 

 調(つき)は「ツキ」に通じ、「ツキを呼ぶ」として勝運、金運にご利益があるパワースポット。人気アニメ『戦姫絶唱シンフォギア』にも登場した聖地として、いまだ人気は衰えていません。

 

■うさぎの冠がかわいい58体の御所人形

 

 卯年の福にあやかるなら、東京・千代田区の重要文化財「明治生命館」の1階に開館した「静嘉堂@丸の内」で、1月2日から2月4日まで開催される静嘉堂創設130周年・新美術館開館記念展II「初春を祝う―七福うさぎがやってくる!」はおススメのお出かけスポット。

 

 卯年生まれの三菱第4代社長の岩﨑小彌太の還暦を祝って、夫人孝子が京都の人形司・丸平大木人形店の五世大木平藏に依頼して制作させた御所人形。福をはこぶ七福神と子供たち、うさぎの冠を戴く総勢58体で、衣装や持ち物、乗り物などを含め、すべてが木彫彩色で精巧に仕上げられています。

 

 布袋と弁天など七福神を中心に、鯛車を曳き、楽器を奏で、あるいは餅をついて、寿ぎの宴をくりひろげる様子は新春らしく、おめでたさをおすそ分けしていただけそう。うさぎの冠がとにかくかわいらしく、目が釘づけになります。

 

■うさぎの魅力は?

 

 それにしても、うさぎは古今東西問わず、嫌いと言う人がいない愛らしさです。「うさぎを飼うために仕事をしている」というくらい愛してやまない友達もいます。

 

「うさぎのどんなところが魅力?」と彼女に尋ねたら、1分間なで続け、うさぎがうっとりしている動画が送られてきました。

 

 里親募集で引き取ったミニうさぎと暮らしている彼女は、見た目のかわいさ、美しさ、上品な身のこなしに、いつまでも惚れ惚れと見入っているそう。一方で、精神的に自立していてマイペースな面を尊敬していると言います。

 

 そんなふうにうさぎ愛を熱く語られると、自分でも触れたくなりますよね。

 

■「ペットホテルうさぎさん」でなでなで

 

 うさぎと触れ合うスペースは上野動物園などにもありますが、現在はコロナ禍の影響でお休み中。そこで、東京・台東区にある「ペットホテルうさぎさん」に行ってみました。

 

 基本は完全予約制のペットホテルですが、「うさぎカフェ」も予約で利用できます。

 

 フレミッシュジャイアント・チェッカードジャイアント・スタンダードレッキス・ミニレッキス・ネザーランドドワーフ・ホーランドロップなど、うさぎ好きならどの子もなでなでしたくなります。

 

 うさぎカフェにもいろいろな形態がありますが、こちらは制限時間内、1組貸し切り。心ゆくまでうさぎさんと向き合って時間を過ごせる、カフェというより、むしろ癒しの空間です。

 

 ケージから出してもらった「さっちゃん」は、なされるがまま。柔らかく、少し冷たい毛をなでているだけで、確かに幸せを感じるものだなぁと、友人の気持ちを理解できました。

 

 もう1羽の「若大将」は、男の子だからかヤンチャ。人間の私より、となりのさっちゃんが気になる様子。その仕草を見ているのも、また楽しめました。

 

「いつも清掃ばかりしています(笑)。うさぎさんは常に牧草を散らかしながら食べるので。でも、心地よく、ゆったりと自宅にいるときのように安心して過ごせるよう、室内の環境は大切にしています。正しく世話をすると、10年は生きる動物です。だから、健康に気をつけてと思っています」(店主さん)

 

 次から次にうさぎさんを預けたり、迎えに来る飼い主さんがきていました。

 

お菓子ならどらやきを

 

 そして、うさぎと言えば、お菓子もはずせません。東京・台東区、どらやきの「うさぎや」に足を伸ばしました。

 

 いつもお菓子を買う行列ができています。どらやきはもちろん美味しいですが、卯年なので、かわいい雪うさぎをかたどった「うさぎまんじゅう」を求めて幸せな気分です。

 

 私たちの周りにいる愛すべきうさぎたち。うさぎめぐりは、飛躍、豊穣、子孫繁栄などなど、新年の運を運んでくれるはずです。よい年になりますように!

横井弘海

東京都出身。慶應義塾大学法学部卒業後、テレビ東京パーソナリティ室(現アナウンス室)所属を経てフリー。アナウンサー時代に培った経験を活かし、アスリートや企業人、外交官などのインタビュー、司会、講演、執筆活動を続ける。旅行好きで、訪問国は70カ国以上。著書に『大使夫人』(朝日新聞社)

( SmartFLASH )

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