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羽田エアポートガーデンで温泉も逸品も…日本でも「空港に遊びにいく」文化が生まれそう/女子アナ横井弘海の「エンタメ時間」

芸能・女子アナFLASH編集部
記事投稿日:2023.02.18 16:00 最終更新日:2023.02.19 13:54

羽田エアポートガーデンで温泉も逸品も…日本でも「空港に遊びにいく」文化が生まれそう/女子アナ横井弘海の「エンタメ時間」

羽田空港から直結する羽田エアポートガーデン

 

 日本の玄関口、羽田空港第3ターミナル。国際線のターミナルだけに、冬でも半袖で歩いている人や、大きなスーツケースを運んでいる観光客がたくさん見受けられます。

 

 このターミナルに直結して、1月31日にグランドオープンしたばかりの「羽田エアポートガーデン」があります。全1717室を有する日本最大級のエアポートホテル「ヴィラフォンテーヌ 羽田空港」や、外国人に人気の白馬スキー場をはじめ、日本各地に向かう長距離高速バスターミナルも併設されています。

 

 

 羽田空港の24時間化にともなって開発された敷地面積約4万3000平米の複合施設には、約80のショップ・レストラン、温浴施設もあります。海外の空港には、一日中、遊んでも飽きなさそうな充実した施設がいくつもありますが、ようやく羽田にもできたという気がします。

 

 この便利で楽しい施設を、海外からの観光客の方々だけに利用していただくのはもったいない! というわけで、浜松町からモノレールでわずか13分、1日ゆっくり楽しめる東京の新名所をご紹介しましょう。

 

 施設の中核をなすのは「ヴィラフォンテーヌ 羽田空港」です。全室リバービューのラグジュアリーホテル「プレミア」と、ビジネスの利用に快適な「グランド」の2つのカテゴリー(プレミアが160室、グランドが1557室)からなります。

 

 二重窓による静かな室内と、「東京」や「和」をテーマにした空間演出。プレミアで最も広い面積を誇る「フォンテーヌ スイート」(173平米)は、飛行場がわが庭のように見える素晴らしいビューと広々とした開放感が楽しめます。海外のVIPの方が泊まるのは、こんなお部屋なのでしょう。スイートまでいかなくても、上質なインテリアの各部屋は、ホテルに泊まること自体を目的にする旅もありと思わせます。

 

 宿泊しなくても利用できるホテル内のおススメなら、「グランド」にある「オールデイダイニング グランドエール」。朝6時から夜25時までの営業。ブッフェやアラカルト、夜はバーとしても利用できるのは、とにかく便利です。

 

 平日まったり過ごしたいならば、約2000平米の展望温浴施設「泉(いずみ)天空の湯 羽田空港」は、超がつくおススメ。24時間営業(10時から13時は清掃時間)で、天然温泉、2種類のサウナ(ドライサウナ・漢方蒸しサウナ)、岩盤浴に加え、最高の見晴らし! 男湯「銀翼の湯」からは飛行機の離発着が。晴れた日には、女湯「富士見の湯」から富士山を見晴らせます。

 

 この時期、外に出るのはまだ寒いですが、露天風呂の開放感は抜群! BGMで流れる小鳥のさえずりも、リラックスさせてくれます。夕暮れどき、多摩川の対岸に広がる京浜工業地帯から横浜あたり、富士山と周辺の山並みはロマンチックな景色になって、ずっとお湯に浸かっていたくなります。

 

 空港の地下から汲み上げた天然温泉は琥珀色。クレンジング効果の高い “美人の湯” で、なめてみるとかなりしょっぱいのです。そのぶん、保湿・保温性にも優れているそうです。

 

 3種類の岩盤浴がある岩盤浴ゾーンでは、イビキをかいて寝ている人もいました。リクライニングチェアが置かれた休憩コーナーで、離陸した飛行機の軌道を追いながら、ボンヤリと過ごす時間はなんとも幸せでした。

 

 アカスリやマッサージもあります。利用料金は安いとは言えませんが、最後は、お食事処「泉天空」で、羽田ブルワリーのヴァイツエンビールと三元豚のカツ定食を頼み、ガッツリ完食。充実した時間を過ごし、翌日の目覚めのスッキリしたこと。あらためて、お湯のよさを実感しました。

 

 さて、「羽田エアポートガーデン」1階のレストランゾーンも、有名店が目白押しです。幅広の「ひもかわ」で知られる「花山うどん」など、常に行列のできる店もあります。

 

 1・2階のショッピングゾーンには約60のショップが。羽田エアポートガーデンの入口から、ホテルのエントランスをつなぐ通路に並ぶ「ジャパンプロムナード」は、東京ではなく、ザ・日本。日本全国の逸品や銘産品が集まっています。服飾・雑貨・土産物・旅行用品からコンビニまで何でも揃うこのゾーンには、個性あふれる店がいっぱいです。

 

 コクヨの直営ステーショナリーショップ「KOKUYODOORS(コクヨドアーズ)」は、文房具の自動販売機もあり、内外の方に人気だそうです。世界に誇る日本の文具への入口、興味を持つきっかけとなる場所にしたいという会社の想いが込められているそう。

 

 こうした想いを同じくする店はほかにもあります。直営店初登場のクラフトパズル「多組(TAKUMI)」は、木製、竹製、紙製など多彩な素材を使い、恐竜やアニメキャラクター、城などの模型を組み立てるのですが、やはり店員さんは「ここから世界へ」と話していました。

 

「羽田エアポートガーデン」は、空港が旅の通過点でないことを、これから示していくはずです。

横井弘海

東京都出身。慶應義塾大学法学部卒業後、テレビ東京パーソナリティ室(現アナウンス室)所属を経てフリー。アナウンサー時代に培った経験を活かし、アスリートや企業人、外交官などのインタビュー、司会、講演、執筆活動を続ける。旅行好きで、訪問国は70カ国以上。著書に『大使夫人』(朝日新聞社)

( SmartFLASH )

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