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IBC岩手放送“看板女性アナ”が情報漏えい「減俸1カ月」と「始末書」のみの処分に周囲から疑問が

芸能・女子アナ 投稿日:2023.07.08 06:00FLASH編集部

IBC岩手放送“看板女性アナ”が情報漏えい「減俸1カ月」と「始末書」のみの処分に周囲から疑問が

 

 岩手県に本社を置くテレビ局、IBC岩手放送。その“看板アナ”が、風見好栄(よしえ)アナウンサーだ。

 

「風見アナを岩手県で知らない人はいませんよ。担当番組は、ラジオとテレビで合わせて4本。彼女が司会を務める、土曜の午前中に生放送しているテレビ番組『じゃじゃじゃTV』は、20年続く長寿番組です。ベテランならではのアナウンス力と、年齢を感じさせない美貌は、視聴者からの強い支持を得ています。

 

 しかし、現場での評判はあまり良くありません。共演するキャスターは衣装の色がかぶらないよう、気をつけているのですが、間違えてかぶってしまったりすると、厳しくスタッフに怒ったりと、厳しいんです。出演者も、風見アナには気を遣っています……」(IBC関係者・以下同)

 

 

 6月上旬、そんな風見アナに関する文書が、IBC社員にメールで通達された。

 

《5月下旬ごろ、IBC岩手放送の社員住所録を、会社や掲載されている社員の同意を得ずに家族に提供した。(略)よって、始末書を徴し、本俸の10%を1か月減俸とする》

 

 風見アナ(文書内では、結婚後の姓である「野田」の表記で名前が記されている)が、情報漏えいをはたらいたとして、懲戒処分を受けていたのだ。

 

「この通達に先立ち、5月23日の株主総会のあとに社員が集められ、情報漏えいがあった旨は事前に報告されていました。ただ、その集会でも、メールでも、結局、漏えいの原因は説明されずじまい。こうした会社の対応に疑念が強まっています。

 

 この通達のなかにある『家族』というのは、風見アナの夫のことだと思われます。風見アナの夫は、岩手県を中心に活動する番組制作会社『フロムいわて』の代表。

 

 じつはその夫が、次期盛岡市議選に出馬するようなんです。実際、盛岡市議会議員の大石仁雄氏は、facebookで『大石きみお後援会は、野田なおきさん(注:風見アナの夫)を後継者として正式に認定致しました』とコメントしています。岩手のテレビ関係者のあいだでは、『夫の選挙活動のために住所録を漏えいさせたのでは』といわれています」

 

 個人情報を漏えいさせた場合、公務員では停職や懲戒免職になる場合もある。しかし、社員に通達された風見アナの処分は、始末書と本俸の10%を1カ月減給だけだった。

 

「会社のあいまいな説明には憤りを感じますが、処分の内容があまりに甘すぎます。情報漏えいをしたというのに、メール1本だけで済ませるのは、報道する立場の人間としてはあり得ないと思います。

 

 しかも風見アナは『メディアセンターアナウンス部専任部長』という、立場の人間です。ただのアナウンサーではなく、責任ある立場の人間です。そういった人が情報漏えいを働いたにもかかわらず、始末書と1カ月の減俸だけで、何事もなかったかのように番組に出続けているというのは、報道機関の対応として、問題です。

 

 そもそも、誰でも社員全員の住所が見られるようになっている管理体制が甘かったというのもあります。今回の事件後から、総務部で、利用目的を明確に説明して、本人の同意を得られたうえで個人情報を提供する、という流れに変わりました。トラブルが起きてからシステムを変える会社の対応も、拙速だなと感じました」

 

 風見アナの情報漏えいや、処分についてIBC岩手放送に問い合わせると、「こちらからご回答することはありません」とだけ返答があった。社員、そしてなにより視聴者への、正式な説明が待たれる。

( SmartFLASH )

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