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虎ノ門ヒルズに生まれた情報発信拠点「TOKYO NODE」オープニングを飾る「Syn」は必見!/女子アナ横井弘海の「エンタメ時間」

芸能・女子アナ 投稿日:2023.10.14 16:00FLASH編集部

虎ノ門ヒルズに生まれた情報発信拠点「TOKYO NODE」オープニングを飾る「Syn」は必見!/女子アナ横井弘海の「エンタメ時間」

オープニング

 

 東京港区虎ノ門ヒルズ ステーションタワーが、10月6日にオープンしました。森タワー、ビジネスタワー、レジデンシャルタワーに続くこのステーションタワーにより、「虎ノ門ヒルズ」を構成する主たる4つのタワーが完成。地下鉄日比谷線・虎ノ門ヒルズ駅と一体となって開発されたこの複合施設は、国道の桜田通りをまたいでつながる「T-デッキ」によって、それぞれのタワーにアクセスできるなど、ビジネス街でもひときわ目を引く斬新な景観を作っています。

 

 

 先日、さっそく出かけてみました。

 

 虎ノ門ヒルズ駅の改札を抜けると、地下とは思えない広々とした駅前広場「ステーションアトリウム」に直結して、手軽に利用できそうな飲食店が並ぶ「T-マーケット」が目に入ります。ここがステーションタワーの地下2階です。予定では11月24日に27店舗が出揃うというので、それも楽しみですが、今回は注目を集める「TOKYO NODE(東京ノード)」へ。

 

「東京ノード」はステーションタワーの8階と最上部45~49階にできた、グローバルビジネスセンター・虎ノ門ヒルズの情報発信拠点です。敷地約1万平米にイベントホール、ギャラリー、レストラン、カフェ、インフィニティプールのある屋上ガーデンなどがあり、企業やクリエイターが共創する研究の場「TOKYO NODE LAB」も始動しています。このほか、360度の撮影ができ、多角的に映像を楽しむことが可能となる「ボリュメトリックビデオスタジオ」も併設。

 

 職・住に文化を備えた複合都市づくりは森ビルの得意とするところですが、この「東京ノード」もただの集客施設やギャラリースペースではなく、情報発信の舞台になるべく作られたそうです。

 

 開発コンセプトの言葉を借りると、「『NODE』とは『結節点』を意味。世界と日本を繋ぎ、人と人を繋ぎ、ビジネスだけでなく、アートやサイエンス、エンターテインメントなどの領域を超えて様々な要素を繋ぐ。さらには、テクノロジーやアイデア、情熱を掛け合わせることで次々と新しいものを生み出し、広く世界に発信することを通じて、国際都市・東京の磁力をさらに強化したい」との願いが込められています。

 

 エレベーターで45階に上がりました。フロアの空間の広さとガラス越しに見下ろす国会議事堂や武道館、皇居などの絶景に目を奪われます。東京のランドマークの数々が、みなミニチュアのように見える高さにあります。

 

 このフロアにある「TOKYO NODE DINING」は東京ならではの眺望が楽しめるレストラン。ランチ・ディナーはもちろん、夜景を眺めながらのバーの利用はかなりおすすめです。

 

 そして、この45階では「TOKYO NODE」の開館記念企画第一弾が開催中!

 

 天高最高15m、総面積約1500平米の巨大展示空間で展開される、最新MR技術とリアルなダンサーによるパフォーマンス「Syn:身体感覚の新たな地平 by Rhizomatiks × ELEVENPLAY」です。「38日間だけの、特別な空間体験」と銘打ち、11月12日まで開催されています。定員制で土日はかなり混雑しているよう。限定グッズ3点セットがついたチケットは初日に完売したそうです。

 

 それもそのはず。このパフォーマンスは、クリエイティブチーム「ライゾマティクス(以下、ライゾマ)」と、演出振付家のMIKIKOさんが率いるダンスカンパニー「ELEVENPLAY(イレブンプレイ)」による新作です。名前だけではわからないという方がいれば、あのPerfumeのステージの演出・振付を担当しているMIKIKOさんと映像演出をするライゾマティクスのコンビと言ったら、想像がつくでしょう。

 

「Syn」のストーリーはプロローグ、メイン、エピローグで構成されています。ごく簡単に説明すると、進化の特異点を迎えたAIが人間を解析し始め、そこにいる体験者の私たちの感覚は奪い取られてしまう。その先の空間ではそそり立つ壁が空間性を変化させながら、光と影、生命を生んでいく。そのなかで、私たちも新たな世界の生成を体験する。最後にたどりついた部屋では、音楽が響いている。過去と未来、幾層もの時空間が響きあい、私たちの感覚と溶け合う……。

 

「体験者は観客でもあり、参加者でもあり、目撃者にもなる」のが、この空間体験。百聞は一見にしかずですので、体験していただいたら、この説明で腑に落ちると願っています。実際に体験してみると、頭でストーリーを考えるより、感じるままに五感を働かせるのが、いい楽しみ方なのかなぁという気がしました。

 

 空間が変化していくことにより、自分が今どこにいるのかわからなくなるような、初めての何とも不思議な体験。目の前に現れるしなやかなダンサーたちの動きに誘われながら、舞台を回遊して、あっという間に時間が過ぎました。

横井弘海

東京都出身。慶應義塾大学法学部卒業後、テレビ東京パーソナリティ室(現アナウンス室)所属を経てフリー。アナウンサー時代に培った経験を活かし、アスリートや企業人、外交官などのインタビュー、司会、講演、執筆活動を続ける。旅行好きで、訪問国は70カ国以上。著書に『大使夫人』(朝日新聞社)

( SmartFLASH )

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