芸能・女子アナ
クラスの人気者「草彅剛」は芸能界ではずっとガマンの子
芸能FLASH編集部
記事投稿日:2016.10.17 06:00 最終更新日:2016.10.17 06:00
『成田離婚』や『僕の生きる道』など数多くのヒットドラマや、ベストジーニスト殿堂入りなどの勲章を持ちながら、SMAP“第五の男”と呼ばれてきた草彅剛(42)。
彼はスポーツ万能で、演技力にも定評がある。だが、SMAP5人が揃うとき、常に脇役だった。
1974年7月、愛媛県に生まれた草彅。幼稚園から中学2年まで過ごしたのは、埼玉県内にある団地。現在の地味な雰囲気とは違い、幼少期はわんぱく坊主だった。
幼稚園では剣道、小学生ではサッカーや器械体操などさまざまなスポーツに親しみ、運動神経は抜群。女子生徒からの人気もあった。
「休憩時間などに廊下でバク転の練習をしていた。『これができないとジャニーズには入れないんだ』と言いながら、一生懸命やっていました」(同級生の親)
その願いどおり、中学生のとき事務所入りした草彅は1988
年にグループ結成。SMAPとしてデビューした。しかし、校内のアイドルは、SMAPでは地味なキャラに甘んじることになる。
「初期の番組『アイドル共和国』ではメンバーでいちばん口数が少なかった。しかし水泳対決などをやらせると、運動神経がよく、負けず嫌い。芯は強かった」(当時の番組スタッフ)
SMAPが売れると、木村拓哉(43)や中居正広(44)、稲垣吾郎(42)が俳優や司会業で活躍。草彅はその陰に隠れた。連ドラの主演は、1997年の『いいひと。』が最初。メンバーの中で、いちばん遅かった。そんな扱いに不満だった。
「文字どおり“いいひと”で仕事はマジメだが、傷つきやすい『SMAP×SMAP』の歌収録で、ほかのメンバーよりカメラの映りが少ないと、露骨に不満を見せることがあった。酒に溺れたのは、そういう性格のせいだ」(テレビ局関係者)
2009年4月に六本木の公園で全裸になるという前代未聞の事件を起こす。
「この事件でマネージャーの女性は監督責任を問われ、事務所内で立場が悪くなった。それにもかかわらず、彼女は各方面に頭を下げ、草彅の復帰に尽力してくれた。草彅はこの“恩”を忘れていない」(ジャニーズに詳しい芸能ライター)
女性マネージャー以外に、草彅が心を許すのは2人だけ。芸能界の“父”タモリと、“親友”香取慎吾(39)だ。
「『笑っていいとも!』共演以降、草彅はタモリを父のように慕っている。正月には家に何連泊もすることがあり、タモリは夫婦で草彅をわが子のようにかわいがっている」(芸能プロ関係者)
一方、香取とはメンバーのなかで唯一、プライベートで親交がある。
「香取は謹慎中の草彅を毎日電話で励ました。逆に、香取に悩みがあるときは、草彅が自宅に駆けつける」(同前)
草彅の実家近くでも目撃談が。
「時々、草彅の実家近くにある飲み屋に来ている姿を目撃する。昨年も2人で歩いているところを見た」(地元の人)
9月9日、SMAPのデビュー25周年の日、埼玉県内で居酒屋を営む草彅の父親は、本誌にこう話した。
「慎吾ちゃんとはすごく仲がいいよ。剛はたまになんの前触れもなく、フラッとやってくる。(頼むのは)焼き鳥とか」
だが、草彅の今後については「まだ、(解散について)本人の口からは聞いていませんから」と、言葉少なだった。
「草彅は、来年は事務所との契約を更新しないと聞いている。草彅は演技力に定評があり、独立しても生き残ってはいけるだろう。脇役を厭わない姿勢があればだが」(芸能プロ幹部)
やはりガマンの人生が似合う男なのである。
(週刊FLASH 2016年9月27日、10月4日号)