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体がどんどん壊死!原因不明の「人食いバクテリア」が激増中社会・政治 2016.12.16

『写真:AFLO』

『写真:AFLO』

 

 寒くなってくるとインフルエンザとともに流行しだすのが、溶血性レンサ球菌の感染症だ。溶血性レンサ球菌は、通称「溶レン菌」と呼ばれ、抵抗力の弱い子供が比較的感染しやすい。それで、毎年のように「幼稚園で流行している」という話が聞かれる。

 

 溶レン菌は球菌と呼ばれる細菌の一種で、特に珍しいものではない。

 

 健康な人ならば、感染しても症状が出ないこともある。出たとしても、急性咽頭炎になって喉が痛み発熱する程度で、適切な抗菌剤を服用すれば、数日で治ることがほとんどだ。

 

 しかし、ここ数年、事情が変わってきている。軽い溶レン菌の症状が急激に悪化し、最悪の場合、死に至るケースが続出しているのだ。

 

 急に高熱が出て体の痛みなどを感じるようになってから、わずかな時間で体中の細胞破壊が起こり、壊死を起こし始める。さらに重篤化すると多臓器不全を引き起こして死亡してしまう。

 

 なんと日本での致死率は約30%という恐ろしい病だ。

 

 命を取り留めたとしても、一度壊死してしまった体の一部は手術で切除、切断するしかない。まるでバクテリアに食べられたように恐ろしいスピードで体が壊死することから、「人食いバクテリア」とも呼ばれている。

 

 何より恐ろしいのは、「人食いバクテリア」に感染する原因がはっきりと解明されてないことだ。糖尿病など免疫力が落ちる病気にかかっていたり、インフルエンザなどほかの感染症に感染していたり、体が弱っているときに罹患しやすいといわれるが、持病のない人が発症したケースもある。

 

 感染経路もよくわかっていないので、予防はうがいや手洗いなど基本的なことだけだ。

 

 日本では1992年に初めて患者が報告され、年間100~200名の患者が確認されていた。ところが、ここ数年患者が増え続け、今年は過去最多の440人以上が罹患している。

 

 もちろん、患者数激増の理由も明確になっていない。

 

 早期の治療をすれば命が助かるケースもあるが、その見極めがとても難しいのが現状だ。なかには亡くなってから「人食いバクテリア」に罹っていたと判明したケースもある。

 

「手足に強い痛みを感じる」「傷が化膿している」など、少しでもおかしいと思ったら、まずは病院に行き、検査をしてもらおう。インフルエンザと同時に感染しているケースもあるので、抗インフルエンザ薬が効かない場合は、すぐに再受診が必要。

 

 とにかく一刻の猶予もない病、それが「人食いバクテリア」なのだ。

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