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小沢一郎は「ふつう」…47都道府県「政界のドン通信簿」7割が平均点どまり

社会・政治 投稿日:2021.06.14 06:00FLASH編集部

小沢一郎は「ふつう」…47都道府県「政界のドン通信簿」7割が平均点どまり

岡田克也

●岡田克也/三重県/当選10回/<よくできました>
(67・三重3区・立憲民主党)

 

 立憲民主党の顔の一人だが、1990年の初当選時は自民党からだった。
「『バカ』がつくほど真面目で頑固で融通が利かない。でも、自民党を飛び出してから一度もブレたことがない。こういう政治家がいてもいいと思う」(伊藤氏)

 

●上野賢一郎/滋賀県/当選4回/<ふつうです>
(55・滋賀2区・自由民主党)

 

 旧自治省出身。財務副大臣や自由民主党財務金融部会長、同経済産業部会長などを務めた財政・金融通でとおっている。
「しかし中央では、知名度がほとんどありません」(伊藤氏)

 

●伊吹文明/京都府/当選12回/<よくできました>
(83・京都1区・自由民主党)

 

 元自民党幹事長。「三権の長」である衆議院議長も務めた。
「最近、数少ない大物政治家の雰囲気もあります。経歴も間違いなく大物。年齢のせいか、最近はあまり出番がないようですが……」(伊藤氏)

 

●佐藤茂樹/大阪府/当選9回/<ふつうです>
(62・大阪3区・公明党)

 

 大阪は公明党の2人が当選回数で肩を並べた。佐藤氏は党関西方面副本部長を務めている。
「2017年1月、在日本大韓民国民団の70周年式典に出席しました」(政治部記者)

 

●北側一雄/大阪府/当選9回/<よくできました>
(68・大阪16区・公明党)

 

 創価大から弁護士になり、1990年に初当選。小泉純一郎内閣では国土交通大臣を務めた。
「政治家らしい政治家。幹事長として自民党との調整能力も発揮した点が評価できます」(伊藤氏)

 

●高市早苗/奈良県/当選8回/<がんばりましょう>
(60・奈良2区・自由民主党)

 

 リベラルを掲げ1993年に初当選し、その後、紆余曲折を経て自民党へ。安倍晋三内閣では総務大臣を担当した。
「一部のタカ派に受けそうな威勢のいいことを言うし、安倍前総理など “上司” にゴマをするのはうまいが、はたして政治家としての能力はどうなのか」(伊藤氏)

 

●二階俊博/和歌山県/当選12回/<よくできました>
(82・和歌山3区・自由民主党)

 

 現・自民党幹事長だが約10年間、離党していた時期も。
「一度、自民党を飛び出した議員は『前科一犯』と呼ばれるんですが、前科一犯で派閥の領袖になった例は過去にない。それだけしたたか。昭和の政治家の最後の生き残りともいえる希少価値が評価できます」(伊藤氏)

 

●渡海紀三朗/兵庫県/当選9回/<ふつうです>
(73・兵庫10区・自由民主党)

 

 設計会社出身で一級建築士の資格を持つ。福田康夫内閣で文部科学大臣を務めた。
「人柄はいいが、政治家として永田町でなんらかの影響力を発揮するタイプではないでしょう。あえていえば可もなく不可もなくです」(伊藤氏)

 

●逢沢一郎/岡山県/当選11回/<がんばりましょう>
(66・岡山1区・自由民主党)

 

 松下政経塾1期生で、同塾初の国会議員。2019年には週刊誌で風俗店通いが報じられた。
「11回も当選しているのにいまだ入閣していない。これが永田町の冷徹な評価です」(伊藤氏)

 

●岸田文雄/広島県/当選9回/<ふつうです>
(63・広島1区・自由民主党)

 

 安倍晋三内閣時代に外務大臣として活躍し、次期リーダーとして注目。宏池会会長として派閥の領袖も務める。
「人柄も悪くないし政策通。ただ、話がつまらない。昨年の総裁選で、安倍前総理からの禅譲を待ったことは総理を目指す政治家としては疑問符です」(伊藤氏)

 

●河村建夫/山口県/当選10回/<ふつうです>
(78・山口3区・自由民主党)

 

 文部科学大臣(小泉純一郎内閣)、官房長官(麻生太郎内閣)などを歴任。東日本大震災を民主党政権への「天誅」と発言し、批判されたことも。
「要職を経験していますが、あまり記憶に残っていないのが残念」(伊藤氏)

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