7月3日、山際大志郎経済再生担当大臣が、青森県八戸市での街頭演説で「野党の人から来る話は、われわれ政府は何一つ聞かない。本当に生活をよくしたいと思うなら、自民党、与党の政治家を議員にしなくてはいけない」とまさかの発言。ネット上では大ブーイングが巻きおこっている。
岸田文雄首相が打ち出してきた「聞く力」も霞むほどの問題発言に、政府も火消しに必死。
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7月4日、松野博一官房長官が「政府は国民の声を丁寧に聞き、国民の生活をしっかり守っていくことを基本としている。与野党問わず耳を傾け、野党を無視するようなことはない」と語り、「山際氏は今後、慎重にも慎重を期して発言する」とした。
しかし、時すでに遅し。実業家のひろゆき氏は《原発停止による電力不足も、円安による物価高も、野党には全く責任が無く、全て自公政権の責任であると自白する大臣。ひょっとして、経済再生が出来てない事にも気付いてないのかな?》と皮肉。
ネット上でも、「恫喝だ」などと発言を批判する声が後をたたない。
《票が欲しいが為に「我々に投票しろ」と恫喝になってしまったのですね。段々自民党議員の本音、本性が現れてきました。》
《ひどい、傲慢極まる。権力を握って金輪際離さない、政治の私物化体質。何一つ委ねる気にならない》
《とんでもない発言。国民をバカにするのもほどがある》
「今回の発言で思い出されるのは、今年2月の国会で、山際大臣とれいわ新選組・山本太郎代表との間でおこなわれたやり取りです。
山本代表は、コロナ対策で現金給付や食糧支援などを求め、閣議で取り上げるよう要求。しかし、山際大臣は『閣議でお話する内容だと私は思わない』とすげなく答えるばかりで、ネット上では唖然とする人が続出しました。
『野党の話を聞かない』という宣言は、野党に票を入れた市民の声を無視することにもつながります。議会制民主主義を真っ向から否定した山際大臣ですが、どのような意図をもって発言したのか、本人から説明があって然るべきではないでしょうか」(政治ジャーナリスト)
発言から一夜明け、“議員辞職” を叫ぶ声すら出てきている。山際大臣は、どう対処するのか。
( SmartFLASH )