社会・政治
立民・泉代表、東京選挙区を「有名人コンテスト」扱いして猛ツッコミ「蓮舫は?」…またも露呈したブーメラン体質
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2022.07.06 18:50 最終更新日:2022.07.06 18:50
7月4日、立憲民主党の泉健太代表が、東京・新宿駅前で、東京選挙区(改選数6)から立候補した新人の松尾明弘氏の応援演説をおこなった。
「東京選挙区は有名人コンテストではない。皆さんそう思いませんか。名前が売れている人の競争ではダメなんです。法律の専門家でもある松尾さんを選んでいただきたいです!」
【関連記事:泉健太・立民代表 党首討論会で他党への質問に割り込みブチ切れ発言! 内容よりも「言い方」への非難が集中】
自民党から出馬している新人で「おニャン子クラブ」元メンバーの生稲晃子氏や、元五輪ビーチバレー選手で現職の朝日健太郎氏を念頭に、松尾氏の弁護士としての経歴を前面に押し出す発言だったのだが――。
「立憲民主党で、同じく東京選挙区で出馬している蓮舫氏も、元タレントです。蓮舫氏は、2016年の参院選で過去最高となる171万票を獲得して再選。民進党代表も務めたベテランですが、元タレントとしての知名度が貢献していることは間違いありません」(政治部記者)
泉代表の発言が報じられると、ネット上では猛ツッコミが入った。
《元クラリオンガールも出てるな、東京》
《蓮舫さんに真っ向から喧嘩を売っておられる》
《なんだこれ、実は内紛?》
《蓮舫 青木愛 徳永エリ 完全にブーメランぶっささってて草》
「批判が自分自身に返ってくる『ブーメラン』は、旧民主党時代からの十八番といえます。
たとえば蓮舫さんは、民進党代表時代の2016年、安倍首相(当時)と橋下徹・元大阪市長が会談したことを受け、『普通の民間放送に出ておられる方が、特定の政党のまるでトップかのように行動するのは大きな違和感がある』と批判しました。すると橋下氏は《蓮舫さんが代表に就任した後、僕は蓮舫さんともご飯食べましたよね? それはOKで首相はダメな基準を教えてよ》とツイートしています。
2018年には、未曾有の被害が出た岡山県の豪雨前日、安倍首相(当時)らが議員宿舎で懇談会を開いたことを立憲民主党は強く批判しましたが、実は同日の夜、同党の枝野幸男さんや蓮舫さんがパーティーに出席していたのです。
また、2022年に入ってからは『Dappi』ブーメランもありました。野党に批判的なツイートを繰り返していたDappiアカウントが、自民党と取引のあるウェブ関連会社だったことを舌鋒鋭く攻撃。しかし、立憲民主党も、中立を装った『CLP』というメディアに約1500万円もの番組制作費を提供していたのです」(同)
こうしたブーメランが報道されるたび、SNSでは「またもお家芸炸裂」などと常に話題にのぼってきた。
「枝野幸男前代表時代、代表代行・党広報本部長として政権批判の急先鋒だった蓮舫氏は、現在の泉体制で無役となっており、泉代表と蓮舫氏の間に微妙な距離感があると囁かれています。
また、今回、神奈川選挙区から2人出馬したものの、共倒れの危険があることから党本部の支援を一本化しました。当然、神奈川県連内には大きなしこりが生まれました。
こうしたゴタゴタや軋轢が積み重なって、結果としてブーメランを出してしまうのでしょう」(同)
苦戦しているとも報じられる立憲民主党。参院選の終盤で追い上げられるか。
( SmartFLASH )