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ライブハウス「ガイドライン緩和」で声出し解禁も「会話を上回らない声量」「時間は曲の25%」に疑問集中「ライブ行ったことない?」

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2022.10.15 18:53 最終更新日:2022.10.15 18:53

ライブハウス「ガイドライン緩和」で声出し解禁も「会話を上回らない声量」「時間は曲の25%」に疑問集中「ライブ行ったことない?」

 

 徐々に解除の兆しが見えてきた、コロナ禍における行動制限。日本国内にあるライブハウス関連の3つの業界団体は、新型コロナウイルス感染対策のため制限していた会場の収容率に関して、マスク着用などの条件つきではありながら、100%とすることを認める新たなガイドラインをまとめた。

 

 

 今回のガイドラインを制定したのは、ライブハウスコミッション、日本ライブハウス協会、日本音楽会場協会の3団体。いずれも、ライブハウスの運営などの従事者により構成された団体だ。

 

 都内でライブハウスを経営する男性が語る。

 

「ライブハウスは密閉度が高く、演奏が盛り上がればお客さんは歓声をあげたくなるもの。どうしても新型コロナウイルスに感染しやすい環境なので、運営にはずっと苦慮していました。

 

 2020年から、感染対策のガイドラインはたびたび改定されてきました。現在は、マスクの着用と収容率の制限、そして声出しは禁止、といのが基本的な条件です。

 

 イベントが実施できるようになったのはいいものの、やはり盛り上がっても声を出せないというのは、出演者も、お客さんも、そして我々運営者も、どことなく歯がゆさを覚えていました。また、ときとして我慢できずに声を出してしまうお客さんもおり、それに対し恐怖心を感じてしまう方もいます。

 

 今回、条件付きであっても“声出し”が正式に認められたことで、コロナ下の音楽産業は一歩前進できたと思います」

 

 ガイドラインには、収容率100%でイベントをおこなう条件として、観客の声援が通常の会話時の声量を上回らず、声を出せる時間は1曲あたりの演奏時間の25%程度まで、といったものが定められている。また、マスクの着用や人との距離を保つなどの基本的な感染対策は、引き続き求めるものとしている。

 

「一歩前進」とは語ったものの、前出の経営者男性が本音を吐露する。

 

「苦慮の末のものとはいえ、今回の声出しの条件には正直、疑問を持っています。そもそも、『通常の会話時を上回らない』程度というのは定義が曖昧ですし、盛り上がったときにあがる歓声というのはそもそも大声なので、普段の会話を基準にすること自体がナンセンス。また、演奏時間の25%程度というのも、数字の意味がよくわかりません」

 

 ウェブ上でも

 

《緩和はとてもありがたいのだけど、『観客が声を出せる時間が1曲当たりの25%程度を限度とする』って何の根拠があるんだろうか……?てか、誰も守らんぞ》

 

《観客の声が通常の会話の音量を上回ったらダメなの笑った。これ決めた人ライブ行ったことない説あるな》

 

 など、疑問の声が多く上がっている。

 

 コロナ以前のように、爆発的に盛り上がった状態で音楽を楽しめる日が来るのは、まだ遠そうだ。

( SmartFLASH )

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