10月28日、アメリカのブルームバーグは、イーロン・マスク氏が440億ドル(約6兆4500億円)でTwitter買収を完了したと報じた。近日中に上場廃止となる。
報道によると、マスク氏が最初におこなうTwitter改革が経営陣の刷新になるという。現CEOら重役4名が退社する予定だという。
マスク氏は4月にTwitter社と買収に合意していたが、7月に撤回。法廷闘争にまで発展していた。10月4日、マスク氏は当初提案したとおりの条件で再合意。今回の買収完了で、二転三転したいざこざに終止符が打たれる形となった。
【関連記事:イーロン・マスク、グーグル創業者の妻との不倫を完全否定「もう何年もやってない」…SNSではグーグル経営権を狙った深謀遠慮説も登場】
「マスク氏は買収計画について、Twitterという場をよりよくすることで、『私が愛する人類を救うための試みだ』と説明しています。同時に、『後先考えずに何でも言える、参加自由の地獄絵図のような場所にするわけにいかない』とも言及。
永久凍結されているドナルド・トランプ前大統領のアカウントが復活する可能性も報じられており、今後の運営方針に注目が集まっています。
ほかにも、マスク氏は月額2ドルの課金やスパムボットの排除、参加者全員の認証などさまざまなアイデアを打ち出してきました」(ITライター)
さまざまな可能性を示唆してきたマスク氏だが、「参加自由にはしない」との発言が報じられたことで、SNSでは今後の運営に対する懸念の声が殺到している。
《有料化 偽名やペンネームなど禁止 誹謗中傷は直ぐにアカウントロックになる可能性はかなり大でしょう、そうなると日本人のTwitter辞める人続出間違い無し》
《イーロンマスクがTwitter買ったからただでさえユーザー離れに嘆いてるTwitterさんが更に苦しむことになりそう》
《今のところマスク氏に良い印象は無いのでTwitterも少しずつキツくなってくると覚悟》
《各界に大きな影響力を持つマスク氏の私企業になってしまったことで、今後の経営方針によっては、さらなる偏向や情報統制の方向性も懸念される》
マスク氏は、28日になって自身のTwitterを更新。たった一言、《the bird is freed(鳥は解放された)》とつぶやいた。Twitterを象徴する青い鳥に引っかけた、マスク氏なりの「改革宣言」のようにも読める。
ツイッターは “解放” されたかもしれないが、ユーザーの懸念も早く “解放” してほしいところだ。
( SmartFLASH )