日本列島は想定外の“ホワイト・クリスマス”に見舞われている。12月24日は、北海道や東北地方の豪雪地帯だけでなく、東海地方や九州地方、愛媛県でも大雪が降り、停電だけでなく死傷者の被害も出ている。
“異常事態”のさなか、岸田文雄首相(65)はどのように過ごしていたのだろうか――。
各紙の「首相動静」によれば、24日の岸田首相は公邸に滞在し、一日中、外出することはなかった。加えて来客もなく、「完全休日」だったようだ。公邸には岸田首相のほかに、裕子夫人と長男の翔太郎氏が暮らしている。家族団欒のクリスマスイブといったところだろうか。
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「これで、8月10日に内閣改造をおこなって以降、岸田首相が公務のない休日を取ったのが14回めになります。働きすぎはよくないですが……菅義偉(よしひで)前首相は、最長で153連勤と働きづめだったのに対して、対照的ですね」(政治担当記者)
じつは、2021年の12月24日は金曜日だったため、岸田首相は通常どおり公務をおこなっていた。そして、翌日の土曜日、クリスマス本番の2021年12月25日も、閣僚などと面会を重ねており、夜には鈴木俊一財務大臣と会食に出かけていたのだった。
もしかしたら、2022年が特別なのかもしれない。
「しかし、皮肉にも長男に疑惑が浮上しているときに、家族団欒とは……」(前出・政治担当記者)
総理秘書官を務める翔太郎氏だが、12月22日に月刊誌「FACTA」の《「官邸極秘情報ダダ漏れ」情報源は首相長男・岸田翔太郎氏か》と題した記事で、“リーク疑惑”が浮上したばかりだ。
民放キー局が、山際大志郎前経済再生担当大臣の辞任をいち早くスクープしたが、その時点で情報は、官邸内でもひと握りのメンバーにしか共有されていなかった。そこで、翔太郎氏と民放キー局の女性記者との“接点”が浮上し、リークしたのではないか、という内容だった。
「首相官邸や名指しされた民放キー局は『事実無根』と怒りを示しているようですが、そもそも首相長男の秘書官登用は国民だけでなく、国会内部からも批判が噴出していました。
何をしても“身内びいき”と言われたり、必要以上に詮索されたりするのは、火を見るよりも明らかだったのに、わざわざ登用したんですからね。いまなお、各メディアが翔太郎氏の“ワキの甘さ”を見つけようと動いていると、永田町ではもっぱらの評判ですよ」(永田町関係者)
リーク疑惑の真相はわからないが、クリスマスの家族団欒は、“家族会議”だったのだろうか。大雪で苦しむ国民もいる中、公邸内に引きこもらず“異常事態”への対応を見せてほしいところだが……。
ちなみに12月25日の岸田首相も、午前中は来客もなく、公邸でゆっくり過ごしていたようだ。
( SmartFLASH )