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タクシー運転手に「うち殺すぞ」暴言吐いた熊本県議が辞任へ、「叩き殺す」発言の二階俊博議員はなぜ辞任しないの?

社会・政治 投稿日:2022.12.26 19:45FLASH編集部

タクシー運転手に「うち殺すぞ」暴言吐いた熊本県議が辞任へ、「叩き殺す」発言の二階俊博議員はなぜ辞任しないの?

 

 タクシー乗車中、男性運転手に対し「うち殺すぞ」などと発言した熊本県の井手順雄議員が、12月25日、辞職する意向だと報じられた。

 

 報道によれば、井手議員は24日夜、タクシーに乗車。道を間違えた運転手に「うち殺すぞ」「訴える」などと発言して助手席を蹴ったという。井手議員は「酒に酔っていたが、暴言だった」と認めている。

 

 井手議員が問題を起こしたのは、これが初めてではない。

 

 

「8月の甲子園で、井手議員は、母校・九州学院の準々決勝をスタンド席で応援したのですが、禁煙席にもかかわらず加熱式タバコを吸い続けたと報じられています。

 

 学校によれば、匂いで気分を悪くする高校生もいたようですが、再三注意をされても聞く耳を持たなかったといいます。加えて、缶酎ハイまで持ち込んでいたと指摘されています。ルール違反だらけの観戦態度で、SNSではかなりの批判を浴びました」(週刊誌記者)

 

 井手議員は、のちに喫煙・飲酒を認めて学校側に謝罪。自民党を離党するという手痛い代償を負った。それから半年もたたずに今回の一件が起きたため、SNSでは「辞職は当然」とみなす声も多い。

 

 だが、最近似たような暴言を聞いたことがある。自民党の二階俊博元幹事長の「叩き殺してやらないと」発言だ。

 

「問題発言が飛び出したのは、12月23日に放送された『TBS NEWS』です。

 

 11月にTwitter上で『二階氏がコロナに感染して死亡した』といった内容のデマが流れたことに関して話を振られると、『そういうことを流した者がいるとしたら、それを先に叩き殺してやらないと承知ならん。フェアにやらないといけないときに人がどうこうだ、病気だ、すっころんだ、死んだって』と憤る姿を見せました。

 

 この発言に対して、現職議員とは思えないなどと、SNSには批判的な声が次々と上がっています。

 

 もともと二階氏は暴言が多いことで知られています。たとえば2018年6月には『子供を産まないほうが幸せじゃないかと勝手なことを考える人がいる』と発言。2019年10月には、大きな被害を与えた台風19号に対し『まずまずで収まったという感じだ』と語りました。また、安倍晋三元首相の国葬をめぐっては、『国葬やらなかったらバカ』などと発言し、いずれも炎上しています。

 

 しかし、“和歌山のドン” としての存在感は揺らがず、11月末におこなわれた和歌山県知事選では、二階氏が応援した岸本周平氏が初当選しました。80歳を超えてもなお、大きな影響力を持っているのです」(同)

 

 SNSでは、井手議員の報道をうけ、「井手氏が辞任なら二階氏はどうなる」といった批判の声が寄せられている。

 

《この人の発言で辞職するなら、二階さんは、もっと完全アウトで辞職しないと駄目なんじゃと》

 

《「うち殺すぞ!」の県議が辞職。「ぶち殺す」の二階さんはどうするの?》

 

《いやいや、二階を筆頭に県議まで、恐喝行為もありなんだ》

 

 権力があれば、どんな振る舞いでも許されると思っているのだろうか。

( SmartFLASH )

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