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岸田首相、東証「大納会」で三谷幸喜と満面の笑み…SNSで吹き上がる大ブーイング「100兆円ふっとばした男が!」

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2022.12.30 17:50 最終更新日:2022.12.30 17:53

岸田首相、東証「大納会」で三谷幸喜と満面の笑み…SNSで吹き上がる大ブーイング「100兆円ふっとばした男が!」

写真:ロイター/アフロ

 

 12月30日、岸田文雄首相が東京証券取引所でおこなわれた「大納会」に出席した。だが、SNSでは「日本経済を破壊した男」などと大ブーイングが沸き起こっている。

 

 セレモニーでは、取引を締めくくる鐘を、岸田首相が満面の笑みで3回、ゲストで登場した脚本家の三谷幸喜氏が2回打ち鳴らした。

 

 

 三谷氏は、脚本を手がけたNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』になぞらえ、「鎌倉時代は先が読めないという意味で現代とすごく近いような気がしております。僕らも、この “一寸先は闇” の世の中を、これから一歩一歩着実に進んでいかなければいけないと思っております」と意気込んだ。

 

 一方、『鎌倉殿』を毎週チェックしていたという岸田首相は、「来年は新しい資本主義を本格起動させていく年です。北条義時が新しい武士の時代を切り開いた如く、多くの政策課題はありますが、一つ一つ乗り越えて、成長と分配の好循環を実現し、新しい日本を切り開いていく決意です」と話した。

 

 だが、SNSでは大ブーイングの声が寄せられている。

 

《岸田ショックで100兆円を吹っ飛ばした男大納会に出席! 現時点で日経平均は年初から3000円以上も下がっているのにw》

 

《東証の大納会。式典に、岸田首相がゲストとして出席する。あれだけ投資家から嫌われた人が。岸田ショックの下落を思い出す》

 

《大納会出席はマジでもはや怖い。マジで日本経済の敵が、日本経済の本拠地に乗り込んできて宣戦布告するようなもんだぞ》

 

「岸田内閣が2021年10月に発足してから、株価はずっと下落傾向にありました。昨年9月の時点で、東証一部の時価総額はおよそ778兆円ありました。しかし、2022年1月末には約679兆円にまで落ち込んでしまった。たった4カ月で100兆円が吹っ飛んだことで、ネットでは『岸田ショック』なる言葉も誕生しました。

 

 岸田ショックの原因はいくつもありますが、『金融所得課税の強化』と『自社株買い制限』の2つが、投資家から嫌われた大きな理由でしょう。

 

 金融所得課税は、株の配当金や譲渡益にかかる税金で、いまは一律20%になっています。これが上がるとなると、株を持つメリットが減ってしまう。株をたくさん持っている富裕層には特に打撃となります。

 

 自社株買いは、企業が自社の株を買うことです。市場に出回る株数が減るわけですから、株価が高くなりやすい。要は株主に対する利益還元策のひとつですが、これに制限がかけられると、やはり投資家にはマイナスとなります」(経済ジャーナリスト)

 

 この結果、経済専門チャンネル「日経CNBC」が、個人投資家を対象に調査した岸田政権の支持率(2月8日公表)で「支持する」と答えた人がわずか3.0%となってしまったのだ。

 

「岸田首相は、日経平均が暴落したことで、金融所得課税などについて『当面、触ることは考えていない』と明かしました。それまで『分配』重視の意向を示していましたが、その後、『成長』重視に方針転換。

 

 実際、2022年5月、『新しい資本主義』の具体化に向けた実行計画案『骨太の方針』が公表されると、投資による成長を推進する色合いが濃くなっていたのです。

 

 しかし、株式投資の土壌を整えようとしたものの、日経平均は下落傾向のまま。岸田首相が参加した大納会でも、終値は2万6094円で、4年ぶりに前年を下回りました。岸田ショックが大きすぎて、日本経済へのダメージが解消されていないのです」(週刊誌記者)

 

 年末年始は読書やマッサージで骨休めするという岸田首相だが、2023年も重苦しい空気が続きそうだ。

( SmartFLASH )

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