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国会登壇者は「ノーマスク」でOK…SNSでは「まずは第一歩」「さらに感染拡大」と賛否渦巻く
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2023.01.13 19:12 最終更新日:2023.01.13 19:16
1月13日、国会内でのマスクについて、衆院本会議での登壇者は着用不要とすることで与野党が合意した。1月23日に召集される通常国会から適用される。
政府は、屋内でも人との距離が確保できる場合はマスク不要との見解を示しているが、衆参両院は、感染拡大が始まった2020年4月に「議場内での着用」を申し合わせていた。だが、本会議場の壇上で演説する際は、議員席が約5メートル離れていることから、問題ないと判断。演台の前には飛沫防止のアクリル板を設置する予定だ。
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参院も衆院と足並みをそろえるとみられる。ただし、各委員会では距離が十分に確保できないことから、今後もマスク着用が続く見込み。
日本維新の会の猪瀬直樹参院議員は、1月12日、自身のTwitterに「登壇者ノーマスク」報道を貼り付けたうえで、こう書きこんだ。
《僕が参院予算委質疑で口火を切ってから3カ月、国会の脱マスク、ようやく動き出した。マスクを外して面と向かってやれば本心か虚偽か表情に現れることが期待される。これで巷や学校の過剰な規制も次第に緩和されていけばよい。遅々としながらも、まずは第一歩》
猪瀬氏は、2022年10月20日、参院予算委員会でノーマスク質問を実践したものの、委員長から注意を受けた。そのまましばらくノーマスクを続けたものの、「ルールは守ろう」とヤジが飛びかい、しぶしぶマスクを着用した。
「年末年始も、マスクをめぐる騒動は続きました。
全国高校サッカー選手権では、12月28日の開会式で、出場48校の選手たちがマスクを着用して入場行進。選手宣誓時だけノーマスクとなる光景に、SNSでは『変だよ絶対』『世界の笑い物』との声があふれました。
1月10日には、第81期将棋名人戦で、日浦市郎八段が『鼻マスク』状態を続けたため、反則負けとなりましたが、SNSでは『ルールはルール』と肯定する意見が多く見られました。
マスクを外すかつけるかは人それぞれの感覚次第なので、意見を集約するのは難しそうです」(週刊誌記者)
今回の「国会登壇者ノーマスク」は、社会活動の正常化に向けた動きの一環だというが、実際、SNSでは賛否が渦巻くことになった。
《TVに映る政治家がノーマスクになることの意義は大きい。何も考えずにTVを見ている層にもイメージが刷り込まれるでしょうからね》
と評価する声がある一方で、
《「国会でマスク不要」うわあ、これは「感染対策はもう不要」という誤ったメッセージになって感染がさらに拡大するのでは?》
と否定的な意見も。さらに、岸田文雄首相が外遊中は「ノーマスク」でいることから、
《散々海外行ってノーマスクで会談したり会食したりしてるくせに今更アクリル板置くとか何?》
という意見も。3年ぶりのマスクなし国会論戦は、はたしてどのような影響を与えるだろうか。
( SmartFLASH )