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「紅白」打ち切りを直撃!NHK 新会長は“板橋ひと筋70年“両親同居介護の苦労派エリートだった
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2023.02.01 06:00 最終更新日:2023.02.01 06:00
「ウチにはもったいない人です。就任挨拶では『1期しかやらない』と断言して、『次期会長をプロパーから出せるかは皆さんの改革にかかっています』と、理事や幹部局員に向けて話したそうですよ」
40代のNHK局員がこう感嘆したのは、1月25日にNHKの新会長に就任した、元日本銀行理事の稲葉延雄氏(72)についてだ。
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『NHK紅白歌合戦』の打ち切りにも踏み込むような改革が、年明け早々に噂されるほど激動のNHK。会長就任当日の朝に早速、稲葉氏にその件を直撃するとー。
「これから記者会見があるからそこで話しますよ」と、余裕綽々の対応。その後の会見では「いろいろな世代が楽しむことを念頭において、工夫していきたい」と語っていた。
「日銀入行当初から『総裁候補のプリンス』と呼ばれ、実際に総裁になってもおかしくはなかった。リコーに転じた後も候補に浮上したが、安倍晋三政権の官邸主導人事で、現総裁の黒田東彦氏(78)になりました」(経済担当記者)
そんな稲葉氏の生まれは静岡だが、幼少から東京・板橋に移った。現在も、板橋区内に居住している。近隣住民が話す。
「自宅の場所には、亡くなられたご両親の実家がもともとあったのですが、借地でした。その隣に稲葉さん夫妻が移り住んで“同居”したんです。最終的には、実家の土地ごと稲葉さんが地主から購入し、ご両親とご自身の家の2棟を建て直した。ご夫婦で、お母様の入院に付き添ったり、お父様が車椅子になられたときも、稲葉さんが自ら押すなど、ご両親の介護を甲斐甲斐しくされていましたね」
忌憚なき改革のためには公私ともに“苦労派”のトップがいいのかも。