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河野太郎、答弁で「所管外」12回繰り返して大炎上…報じたTBSには「こういう印象操作するんだ」の傲岸不遜
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2023.02.15 15:07 最終更新日:2023.02.15 15:09
2月13日、河野太郎デジタル大臣は衆院予算委員会で、外相当時の事実関係や、原発政策について野党議員に聞かれ、「所管外」との答弁を12回繰り返した。
「所管外」と12回繰り返したことは同日中に報じられ、すぐに大炎上。だが、河野氏は自身のTwitterにこう書きこんだ。
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《デジタル大臣が、外交政策やエネルギー政策に関して答弁することはできないのが議院内閣制のルール。それぞれ外務大臣、経産大臣に質問していただければ良いだけ》
さらに、TBSの記者が、自社記事を添付のうえ、《答えられない、あるいは、今の所管から外れる質問内容でも、もう少し丁寧な言い方があるだろう。総理を目指す政治家ならば、尚更》とツイートすると、河野氏はこう噛みついた。
《記事にも「『所管外』は12回に及び、野党側は不誠実だと批判しています。」とは書いてあるが、閣僚は所管外のことに答弁できないという基本的なことや、この時間に質問者から呼ばれていた厚労大臣は何も聞かれず待ちぼうけになったことには全く触れてない。へーえ、TBSってこういう印象操作するんだ》
河野氏は、過去にも、記者とのやりとりや、官僚とのやりとりで、大炎上したことがある。
2018年12月11日、当時、外務大臣だった河野氏は、閣議後の記者会見で日露関係について問われて、「次の質問どうぞ」と3度繰り返したうえ、「なぜ質問に『次の質問どうぞ』と答えるのか?」と質問されても、「次の質問どうぞ」と答えて大炎上。12月15日には自身のサイトで、答え方が悪い、質問を無視しているという批判に対して《お詫びして、しっかりと改めます》と陳謝した。
一方で、説明責任を果たしていないという批判には、《日本側の主張は交渉の場で申し上げ、それ以外の場では発言を差し控えようというのが、現在の政府の方針です》と理解を求めた。
2021年9月1日には、当時、行革担当大臣だった河野氏がエネ庁幹部とのオンライン会議で、「はい、次!」「日本語わかる奴だせよ。じゃあ」「はいだめ、次!」と語気を荒らげる音声を文春オンラインが公開し、こちらも大炎上。9月17日から始まり、河野氏自身も出馬した自民党総裁選に影響を与えた。
河野氏は、総裁選の終盤に配信されたネット番組で「言葉遣いがぞんざいだというところは反省しなければいけない」としたうえで、こう釈明している。
「規制改革のように、各省の意見を聞いたときに、明らかにやる気がない、あるいはもうやるのが嫌だ、みたいなときにはかなり厳しく言います。できない理由があるならはっきり言わなければいけませんよね」
今回の「所管外」12連発にも、河野氏なりの言い分があるのだろう。だが、SNSでは批判的な声が多くあがっている。
《以前、「次の質問どうぞ」を連発して記者達からの質問を一切無視して批判されたときに形ばかりの反省の弁を垂れてましたが、基本は1ミリも変わってないということで、この傲慢さがこの人の命取りですね》
《国会で河野太郎に外務大臣当時のことを質問しても、所管外と言う答弁ばかりして全く答えなかったが なぜ、所管外になったワクチン接種のことはデマや陰謀論やと口出しするんだろうか?》
《河野太郎、後にマイナンバーカードに関する大規模トラブルが発生した際も「所管外でございます」とほざいて逃げそうですね》
2月14日には、自民党の梶山弘志幹事長代行が、会見で「あくまで一般論だが、国会の審議で、閣僚は野党の質問にていねいに真摯に答弁すべきだ」と指摘した。梶山氏は、河野氏とエネ庁幹部との音声が報道されたときの経済産業大臣だ。
同日、河野氏は、衆院本会議でマイナンバーに関連した質問を受け、「私の所管についてお答えしたいと思う」と述べた。「所管外」の連発答弁に対し、河野氏から「反省」は聞こえてこない。
( SmartFLASH )