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茂木幹事長「男性に “異次元の” 育児参画を」SNSでツッコミ相次ぐ「なんでも異次元」「ボキャ貧」「定番ギャグ?」

社会・政治 投稿日:2023.02.27 16:30FLASH編集部

茂木幹事長「男性に “異次元の” 育児参画を」SNSでツッコミ相次ぐ「なんでも異次元」「ボキャ貧」「定番ギャグ?」

 

 2月26日、自民党大会で茂木敏充幹事長は以下のように述べ、改めて少子化対策に意欲を示した。

 

「『人を育てる』100年の計が、こども・子育て支援策の抜本的拡充です。昨年の出生数は初めて80万人を下回り、少子化はわが国が直面する最も深刻な課題となっています。

 

 まさに、これから数年が、少子化のトレンドを反転させる最後の勝負との思いで、大胆かつ幅広い政策立案とその具体化を進めていきます」

 

 

 党大会で採択した2023年の運動方針で、少子化対策について「国民共通の重大な危機に真正面から立ち向かう」と明記。だが、具体的な政策には言及しない姿勢に、SNSでは批判的な声が多くあがった。

 

児童手当の所得制限すら撤廃せずに少子化を食い止められると本気で思っているのか》

 

《少子化なんて30年前から分かっていたこと 思いっきりサボって何もしないでいで今更よく言うヨ》

 

《この数十年の間、途中僅か3年を除きずーっと自民党政権なんだよ。その間なーんにもやってなかったのが自民党》

 

 茂木幹事長は、1月25日の衆院本会議の代表質問で、岸田文雄首相に対し「児童手当については、すべての子供の育ちを支えるという観点から、所得制限を撤廃すべきだと考えています」と主張。

 

 1月29日に出演した『日曜討論』(NHK)でも、所得制限を導入した過去を「反省する」と述べ、「児童手当は所得制限をなくす方向でまとめたい」と強調した。

 

 だが、所得制限撤廃には、「安倍派」の西村康稔経済産業相、世耕弘成参院幹事長、萩生田光一政調会長から消極的な発言が相次ぎ、茂木幹事長も、「全体の政策パッケージを作るなかで優先順位を検討すべきだ」とトーンダウン。所得制限撤廃の実現は見通せない状況だ。

 

 2月16日、茂木幹事長は、自民党内の講演でこう発言したと朝日新聞が報じた。

 

「まずは男性の育児への異次元の参画を促していきたい。日本の男性は、育児に使う時間が残念ながら、先進国で最低。男性の育休は権利だが、実際には育休を取りにくい職場環境が残っているのも事実だと思う。

 

 現在の男性の育休の取得率は14%。思い切って高い数値目標を掲げ、それを実行するにはどんな具体策が必要なのか、これを検討するアプローチも必要なのではないか」

 

 茂木氏が「男性の異次元の育児参画」と発言したことには、SNSでツッコミの声が多く上がった。

 

《頭に「異次元」つけたらなんかいいこと言ってるかのように思うの、やめてもらっていいですか》

 

《異次元、異次元って、きっとパラレルワールドに住んでいるのね。この人たち。昔「ボギャ貧」という言葉が流行しましたが、貧しさも極まっているようで》

 

《定番ギャグみたいになってない?》

 

《先に異次元の子育て支援を実現させてから言うてくれ》

 

 岸田首相が年頭に「異次元の少子化対策」を掲げてから、迷走を続ける自民党。このままでは、「自民党に少子化対策は無理だった」と結論づけられても仕方がない。

( SmartFLASH )

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