有田芳生氏の補選出馬を立憲・泉代表が決定　有田氏本人に激励寄せられるも代表には辛らつな意見が

 

　3月15日、泉健太・立憲民主党代表がTwitterを更新した。

 

《立憲民主党として、昨日、衆議院山口4区（下関市・長門市）補選に有田芳生さんを決定しました。反社会的な行為を行ってきた特定の団体と政治の関係を是正する補欠選挙、そして地方の人口減少や衰退への対策を論じる補欠選挙です》

 

　山口4区は、2022年7月に銃撃され、亡くなった安倍晋三元首相の選挙区。安倍氏の死去に伴い、4月11日告示、23日投票で補欠選挙がおこなわれる。

 

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　有田氏は、京都府生まれの71歳。ジャーナリストとして旧統一教会（世界平和統一家庭連合）やオウム真理教の取材・報道に関わり、2010年の参院選比例区で民主党から出馬し初当選した。2期務めたが、2022年の参院選で落選した。

 

　15日に下関市内で会見をおこなった有田氏は「旧統一教会と政治のつながりを打開するとともに、アベノミクスや拉致問題への取り組みなど、安倍政権について検証したい」と述べた。

 

　出馬報告をした有田氏のTwitterには《流れを変える為に頑張ってください》《闘いの姿勢に敬意を表します》など、多数の激励コメントが寄せられている。だが、冒頭の泉代表のツイートには、対照的に辛らつな言葉が並んでいる。

 

《山口4区のために全力で働くんだって人選んでやれよ。統一教会さけばれても近所迷惑なだけやで》

 

《勝つことは考えていない。ただ　安倍氏の選挙区だった場所で統一教会の話をブチまくる。そのために有田氏を送り込むのでしょう。立憲民主党とはそういう政党なんですよね》

 

《あんたらの政党の奴も何人か絡んでる奴いたじゃん。自分には甘く他人は厳しいのですか？？　だから立憲は支持率が伸びない訳》

 

《落選の言い訳をもう書いてる》

 

《人材不足の極み》

 

「泉代表に対する『存在感が薄い』『発信力がない』という批判は、党の内外から日に日に強くなっています。Twitterのフォロワー数はわずか3.6万。野党第一党の代表としては信じられない数字で、これよりも少ない政党代表は、政治家女子48党の大津綾香氏の8567だけ。共産党の志位和夫代表で22.7万、国民民主党の玉木雄一郎代表は30.2万。これらと比べても不人気ぶりがわかります」（週刊誌記者）

 

　批判コメントは、有田氏の出馬というより、泉氏の代表としてのふがいなさに対する不満の声ということだろう。

 

　一方の自民党は、元下関市議の新人、吉田真次氏を擁立。15日におこなわれた事務所開きには、安倍昭恵さんも出席し「主人の後を継ぐ吉田さんを圧勝させていただきますよう、主人がいただいてきたご支援を吉田さんにもいただきたい」と支持を呼び掛けた。

 

　保守王国・山口で、立憲民主党がどこまで存在感を示すことができるのか、注目したい。

( SmartFLASH )