社会・政治
「サル発言」の小西洋之議員、メディアに法的措置を示唆も「ダブルスタンダード」批判で更迭、高市氏追及の立場が一転
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2023.03.31 14:47 最終更新日:2023.03.31 15:17
3月30日夜、立憲民主党の小西洋之参院議員がTwitterを更新。
《【お詫び】
昨日の私のオフレコの場での「衆院憲法審の毎週開催はサルがやること」との発言ですが、続けて即時に撤回の意思表示をしていますが、前半だけが切り取られ報道されたものでした》
と投稿した。
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小西議員は同日、国会内で記者会見をおこない、週に1回、開催される衆院憲法審査会についての「毎週開催は憲法のことなんか考えないサルがやることだ」などの発言を撤回すると述べた。そのうえで「発言後に撤回、修正の意思表示をしたが、切り取られた」と主張。「顧問弁護士と相談している」と、報道機関に対しての法的措置を示唆した。
小西議員は29日、Twitterに
《元放送政策課課長補佐に喧嘩を売るとはいい度胸だと思うが。。》
《この際、放送法に違反し偏向報道を続けるNHKとフジテレビに対し、放送法などあらゆる手段を講じて、その報道姿勢の改善を求めたいと考えます》
と投稿している。これに対し、SNSでは
《「発言切り取られた」で法的措置って(笑)。切り取りは貴方達の得意技じゃない。やっぱり反省してないわこの人》
《見本の様なダブルスタンダードやな》
《自分がいつも使ってる手を使われて抗議してる。まるで漫画》
《放送法 放送法と喚いておいて、自分が1番圧力をかけてねぇか?》
など、あきれる声があふれかえっている。
小西議員に名指しで法的措置を示唆されたフジテレビ系の「FNNプライムオンライン」は、30日夜配信の記事で
《小西氏は、“あくまでもオフレコ取材と認識していて、すぐに撤回修正した”と主張している。
しかしFNNが、29日の小西氏の発言内容を精査したところ、記者団に対し、発言を撤回するとは明確に述べてはいなかった》
と、「オフレコ」を否定している。
3月31日午前、立憲民主党の泉健太代表は会見で、小西議員に厳重注意をおこなったうえで、参院憲法審筆頭幹事の役職を更迭することを明らかにした。
総務省の内部文書をもとに、国会で高市早苗経済安全保障担当相に辞職を迫った小西議員だが、一転して追い詰められる立場となったようだ。
( SmartFLASH )