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Twitterロゴがイーロン・マスク氏支持の暗号資産のシンボル「柴犬」へ 映画から始まった米国の「柴犬人気」

社会・政治 投稿日:2023.04.05 19:50FLASH編集部

Twitterロゴがイーロン・マスク氏支持の暗号資産のシンボル「柴犬」へ 映画から始まった米国の「柴犬人気」

Twitter買収後、人員削減を推し進めてきたイーロン・マスク氏(写真・AP/アフロ)

 

 米Twitter社が、ウェブ版のサービス画面に表示されるホームボタンのロゴを、青い鳥から柴犬(しばいぬ)に変えて話題になっている。

 

「同社を買収したイーロン・マスク氏が、まだ詳細をコメントしていないので、なぜ変えたのか正確にはわかりませんが、マスク氏が支持する暗号資産(仮想通貨)『ドージコイン』のロゴの柴犬だといわれています。Twitterは、なかなか結果が出ていない経営の立て直しを急いでいます。そのイメージを新しくする戦略の一環とみていいでしょう」(ITジャーナリスト・井上トシユキ氏)

 

 

 このニュースの「主人公」である柴犬。日本原産で、国内では「飼いたい」「癒される」「冬が似合う」など各種のアンケートでトップになるが、海外での人気も高い。

 

「海外のイヌの多くは、用途に合わせて交配されてきましたが、日本犬は耳が立ち、尾がクルリと巻いているなど“原始的なイヌの形”を残しているところに注目されています。とくに柴犬は、日本犬のなかでももっとも小さい種のひとつで、室内でも飼えますし、散歩もそれほどたいへんではありません。

 

 性格も、飼い主に忠実で、ほかの人にはあまり心を許しません。それでありながら、飼い主にも一定の距離を保つことがあり、そこもまたかわいいといわれるポイントです」

 

と、柴犬の海外での人気について、日本犬保存会の担当者が解説する。

 

 カレンダー販売も手がける書店では「海外からの旅行客が、柴犬の卓上カレンダーを買っていかれます。ほかにも、柴犬のマグネットやフィギュアなどが人気です」という。

 

 海外での売れ行きはどうなのだろうか。サンフランシスコ在住の日本人商社マンに聞いた。

 

「こちらの書店にも柴犬のカレンダーがありますが、すぐに売り切れになります。仕方なく、ネットで日本から買っているファンも多いですよ。実際に飼っているファミリーも多くて、とくに男性に人気のようですね。愛好家の集まりもあります」

 

 海外でも「Shiba Inu」や「Shiba」で通用するほど、メジャーな存在になっている。きっかけは、2009年に映画化された『HACHI 約束の犬』だという。ただ、同作に出演していたのは秋田犬だったはずだが……。

 

「飼い主が亡くなった後も、同じ場所で毎日、主人を待ち続ける姿に『日本のイヌはこんなに主人思いなのか』と、多くのアメリカ人が涙を流し、感動しました。ハチは秋田犬ですが、同じように見えるのか、柴犬を見て『ハチ!』と喜ぶアメリカの子どもは多いです(苦笑)。まあ、ハチの子犬時代の撮影には柴犬が起用されていたようなので、当たらずとも遠からずなんですが」(前出・商社マン)

 

 実際、映画に主演したリチャード・ギアは、「シネマトゥデイ」のインタビューに「子犬のハチには柴犬を使っていたんだ」と答えている。米国でも人気の柴犬だが、マスク氏も『HACHI』を観たのだろうか。

( SmartFLASH )

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